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Yeah Yeah Yeahs

月曜日, 4月 22nd, 2013 | Permalink


エーブックスタッフの水野です。

私事ですが、今週タイに行ってきます。
初の海外旅行ですので、ちょっと緊張しております。
 
先日、4/15にアメリカのYeah Yeah Yeahsというバンドの四枚目となるアルバム『Mosquito』が発売されました。
ヤー・ヤー・ヤーズ(Yeah Yeah Yeahs)は、2000年に結成されたアメリカ合衆国ニューヨーク市出身の3人組オルタナティヴ・ロックバンド。
バンド名は「yeah, yeah, yeah (そう、そう、そうだよね)」という、NYの街で交わされている適当な相槌に由来する。(wikipediaより)
 

このヤーヤーヤーズは元々、ボーカルのカレン・Oが、“汚れていてつまらないパンクな芸術学生風なバンド” を組もうと思い立ち結成されたバンドです。
それから程なくして、ホワイト・ストライプスやザ・ストロークスやソニック・ユースなどの前座を務め、一気にその名を知らしめました。

ヤーヤーヤーズは初期の『Fever To Tell』は、荒々しいガレージパンク風でいて、混沌としたオルタナティブなサウンドでいて、そしてボーカルのカレン・Oの奇抜なファッションからパンクのイメージが強かったのですが、セカンドフルアルバム『Show Your Bones』は打って変わって、アコースティック色の強いアート志向なサウンドへと変化していきました。

そして、サードフルアルバム『It’s Blitz!』ではさらに変化し、電子音をフューチャーしたダンスミュージックバンドへと変貌してゆきました。

これだけ音楽性が変化し、幅を広げた彼らですが、やはりヤーヤーヤーズのイメージはカレンOの大胆なライブパフォーマンスでしょう。
その天真爛漫な感じがまさに可憐王って感じで、なんというかセクシーな雰囲気も出したりするのですが、良くも悪くもエロくならないというか、天真爛漫な感じのほうが勝っているのです。僕は彼女のことをカワイイと思うのですが、いまいち賛同してくれたことがありません・・・
それと、ヤーヤーヤーズとは別に、彼女は映画音楽を作っていたりもします。
有名なものですと、『かいじゅうたちのいるところ』という彼女の元彼であるスパイク・ジョーンズ監督のサウンドトラックを手がけております。
最近ですと、デヴィッド・フィンチャー監督の『ドラゴンタトゥーの女』というサスペンス映画の主題歌を歌っています。レッド・ツェッペリンの『移民の歌』という誰でも一度は聞いたことのある曲をナインインチネイルズのトレント・レズナーと連名でカヴァーしているのですが、これがめちゃくちゃかっこいいのです。映画の雰囲気にも合っていて良かったです。
 
さて、話をヤーヤーヤーズに戻しますが、僕がヤーヤーヤーズを好きな理由は、カレンOのボーカルやパフォーマンスだったり、その硬質でソリッドなサウンドはもちろんですが、何より曲が良いのです。
オルタナティブバンドの中では、そういったサウンドやパフォーマンスなどで先行していて曲は二の次といったバンドもいたりするのですが、ヤーヤーヤーズは曲が良いのです。
それはセカンドのショウ・ユア・ボーンズを聞いた時、一番よく分かりました。
僕にとってツボなのかもしれないですが、あのA→C→G→Dコードのような昔のディスコみたいな感じがすごく好きなのです。なんというかこのコード進行は演歌でもよく使われているような気がします。その力強く立ち向かっている感じが、ロッキーのテーマ(ちょっと違うか・・・)のような感じが僕はとても好きなのです。
 

 
この手の曲は四枚目となる新作『Mosquito』でも健在です。表題曲のMosquitoがまさに僕が思うヤーヤーヤーズの好きな部分なのです。
ノイジーなギター、四つ打ちのダンスビート、鬼気迫るボーカル・・・最高です。

今までのサウンドをすべて凝縮したようなアルバムが今回のMosquitoだと思いました。
また、そう思う反面、新しい顔ものぞかせているところがまた良かったです。
 

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