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LADY GAGA – ARTPOP

月曜日, 11月 11th, 2013 | Permalink


11月11日に全世界で発売されるLADY GAGAのニュー・アルバム『ARTPOP』が、
日本盤のみ世界に先駆けて11月6日にリリースされました。

『ARTPOP』トラックリスト
1. Aura
2. Venus
3. G.U.Y.
4. Sexxx Dreams
5. Jewels N’ Drugs
6. MANiCURE
7. Do What U Want
8. Artpop
9. Swine
10. Donatella
11. Fashion!
12. Mary Jane Holland
13. Dope
14. Gypsy
15. Applause
16. Applause -DJホワイト・シャドウ・エレクトロテック・リミックス☆
17. Applause -ヴァイスロイ・リミックス☆
18. Applause -エンパイア・オブ・ザ・サン・リミックス★
(☆…ボーナス・トラック)
(★…日本盤ボーナス・トラック)
 
gagaartpop
 
レディー・ガガとはいわずと知れたアメリカ(いや全世界か?)のポップスターです。
本名はステファニー・ジョアン・アンジェリーナ・ジャーマノッタ。
 
もともと彼女はイタリア系の裕福な家庭に生まれた箱入り娘のお嬢様でした。
ステファニー(レディー・ガガ)は4歳の時にすでに
楽譜なしでピアノが弾けるようになったといわれており、
多くの有名アーティストを手掛けた先生からレッスンを受けるようになりました。
そして13歳になるころには初のピアノ・バラードを自分自身で作曲したそうです。
 
11歳当時にジュリアード学院の音楽部門に合格するも、当時は音楽にさほど興味が無く入学を辞退し、あのヒルトン姉妹も通っていたマンハッタンのカトリック系私立学校であるお嬢様学校、聖心女子学院に進学します。
しかし、伝統的な大富豪のお嬢様がほとんどのその学校で、
ステファニーの家はイタリア系の一代の成り上がり富豪であったため
周囲には馴染めずにいました。
また、ステファニー少女は変わった性格で、話し方も大胆で芝居じみていた為か、
いじめに遭い、ロッカーには悪口が書かれ、
廊下では常に「Bitch!」 と罵られたといいます。

そんないじめられっこであった少女ステファニーは、
14歳からニューヨークのクラブでパフォーマンスを開始します。
17歳で、それまで世界で20人しか早期入学が許されていなかったニューヨークのティッシュ・スクール・オブ・アート(ニューヨーク大学の芸術学部)に入学します。
そこで音楽を本格的に学び、エッセイや論文を書くことによって作詞作曲技術を改善したといわれています。
この頃から地味だった彼女は段々と派手になってゆき、
大学でも奇抜なスタイルにより後ろ指をさされるような存在になっていきます。
結局1年生のとき大学を中退し、薬物中毒に陥ってしまいます。
しかしブリトニー・スピアーズやビヨンセに触発され、
スターになるという夢を再確認、自らの意思でドラッグをやめ、
芸術活動に専念するようになったといわれています。
(wikipedia参照)

僕はこのレディ・ガガが大好きです。
彼女の音楽的ルーツは、
デヴィッド・ボウイ、クイーン、エルトン・ジョンといったグラム・ロック出身アーティストと、
シンディ・ローパー、マイケル・ジャクソン、プリンス、ホイットニー・ヒューストン、マドンナなどのポップスターです。
デヴィッドボウイやシンディ・ローパーやマドンナは想像しうるルーツですが、僕が彼女から特に感じられたのがクイーンのボーカルであるフレディ・マーキュリーです。
彼女のパワフルな歌い方はフレディ・マーキュリーそのものだと思いました。
「Come on baby!」の言い方も一緒です。
彼女の芸名である「LADY GAGA」の由来は、クイーンのヒット曲「RADIO GAGA」から取られたそうです。
クイーンのイメージは、ウィーウィルロックユーなどからいかにも大御所バンドなスタジアムロックだったり、ボヘミアンラプソディやキラークイーンなどに代表される初期のオペラやクラシック音楽を髣髴とさせる演劇的なものだったりしますが、フレディ・マーキュリーのソロアルバムはまるで違います。
たしかにダイナミックであったりクラシカルであったりするのですが、
基本的にダンスミュージックなのです。
四つ打ちのビートがズンズン脳に響き、”踊ること”が肉体の基本になる音楽。
フレディ・マーキュリーはゲイであることは有名ですが、
レディー・ガガもバイセクシュアルです。

またガガは早い段階での成功やメインストリームのアーティストになれたのには、
同性愛者のファンとそのコミュニティでの自身への支持があり、
同性愛者のアイコンになったことが大きいと述べています。
「私の分岐点は、同性愛者のコミュニティだった。
 私にはとても多くの同性愛者のファンがいる。
 そして、彼らは私をとても慕ってくれる。
 そして、彼らは私を持ち上げてくれた。彼らは私を常に支持してくれてるし、
 私も彼らを常に支持している。
 ファンベースを作ることは容易ではない」
とガガはコメントしています。

そういったLGBTへの理解や支援のほか、いじめ撲滅運動にも参加しており、
『ボーン・ディス・ウェイ財団/Born This Way Foundation』を設立しました。
そのほかにも、貧困、ホームレス問題の支援や、エイズ撲滅運動にも参加しています。
また、2011年3月11日に発生した東日本大震災に対し、
ガガは即座に「WE PRAY FOR JAPAN 日本の為に祈りを」とデザインしたブレスレットを作成し販売しました。
そのブレスレットは2週間で1億2000万円以上売り上げ、全額寄付されました。
さらにそのチャリティー以外で個人的にも1億2000万円寄付しています。

そのファッションのせいか派手で破天荒なイメージの強いレディー・ガガですが、
彼女はあらゆるマイノリティの味方であることを、
その奇抜なファッションで表現しているようにも思えます。

そんなレディー・ガガのニューアルバム、『ARTPOP』ですが、
POP ARTはアンディ・ウォーホールですが、レディー・ガガはARTPOP。
ポップなアートではなく、アートなポップということなのでしょうか。
それとも何かもっと別の意味があるのかは分かりませんが、
すごく分かりやすいタイトルですね。
ジャケも、前作『BORN THIS WAY』のハーレー版ケンタウロスが咆哮している攻撃的なジャケットとは打って変わり、鮮やかで華やかなジャケット。

先行シングル『Applause』は、
80年代後半のようなチープでバブリーなビートに、ガガの力強い歌声が乗ります。

この曲、僕はレディー・ガガの曲の中で一番好きかも知れません。
この「ドン、パン、ッド、パン」という殴られているようなビートがクセになります。
PVも悪趣味というか(モジモジ君風全身タイツや人面アヒル?とか)どういう神経で考えたらこれが良いと思えたんだ?といったような内容ですが、それも含めてカッコよく見えるから最高。
こんなモンスターのような彼女でも、身長155cmのかなり小柄だし、ナイスバディが当たり前のセレブとは違って胸も小さい。
それにしてもこのダンスは一体何なのでしょうか?
これを文化祭のクラス発表ででもやろうものなら、どんな顔していいのか分かりません。
マイケル・ジャクソンのスリラーの「ゾンビダンス」も相当衝撃的だったかも知れませんが、
この「クルミ齧りリスダンス」や「お腹さすりダンス」も相当です。
しかし、この普通に見たら変なだけなダンスでも、この曲で、このレディー・ガガがやれば最高に美しく、力強く、クールなのです。

KISS

月曜日, 10月 21st, 2013 | Permalink


先日、ミュージックステーションにアメリカのハードロックバンド『KISS』が出演していました。

キッス(KISS)は、1973年1月にアメリカで結成された、ハードロックバンド。
特徴的な白塗りの化粧と奇抜な衣装でストレートなロックンロール~ハードロックを演奏する。
巨大なロゴを中心にした大規模なステージセットで、当初より炎やパイロテクニクスを多用することでも有名。(wikipediaより)

19日から来日ツアーが始まったのですが、その前乗りでの出演だったみたいです。
テレビの番組予告で「あのKISSが登場~!」とサクっと紹介されていたので最初は耳を疑いました。
そしたら本当にあのKISSが登場だったので、これは絶対に見ようと思い、見ました。

まず驚いたのが、メンバーのデカさ。まあアメリカ人だし、タモリが小柄だし、一緒に座っていると特に際立っていたのですが、何より見た目が悪魔ですから本当にインパクトが強かったです。

番組では、『I was made for lovin’ you』通称ラヴィンユーベイビーが演奏されました。
演奏は録音で、歌は生。
大サビのハモりパートが好きなのですが、当時の声は出ない為なのかそこはユニゾンでした。

しかしいくら化粧しているとはいえ相変わらずな姿に驚きました。
ギターボーカルのポール・スタンレー(右目に星)、ベースのジーン・シモンズ(舌が長い悪魔)だけオリジナルメンバーだったのですが、最近のキッスを知らなかったので、ギターがエース・フレーリーだと思っていたのですが、どうやら違ったみたいです。

確かキッスのギターでエースが脱退した際、もう一人エジプト風のキャラクターがいたことは覚えていたのですが(調べたらヴィニー・ヴィンセントというギタリストでした)、それ以来、あのスペースマンメイクはエース専用ではなく、ギター枠は全員そのメイクにしているようですね。
オリジナルドラムである猫風メイクのキャットマンことピーター・クリスの脱退後は、同じようだが少し違うメイクのメンバー(調べたらエリック・カーのフォックスでした)がいたのは覚えていたのですが、これもエースと同じようにドラムは誰でもキャットマンメイクに統一されていたようです。

僕がキッスを初めて聞いてのが確か中学生くらいの頃。
元々クイーンが好きで、デビュー当時は、
クイーン、エアロスミス、キッスでロック界のアイドル御三家といわれていたそうで、
その影響で聞き始めました。
キッスは最初はもっとハードでヘヴィなイメージを持っていたのですが、いざ聞いてみるとロックンロールオールナイトのような爽やかで軽快なロックンロールをやっていることに驚き、逆になんでこんなメイクをしているんだろう、普通にやっと方が良いのにと思っていましたが、今回のラヴィンユーベイベーやラブガンやサイコサーカスという曲はいかにもあのメイクが似合う曲たちでそこから好きになりました。
中でも僕はサイコサーカスという曲が好きです。
メンバーの中ではポールスタンレーが一番好きです。
声もかっこいいし、素顔もけっこうかっこいい。ライブ中の動きもリズミカルでかっこいいです。
そしてなによりあのシンプルなのにインパクトの強いメイクがいいですね。

最近は少し下火になってきたが、日本でも大人気だったマリリン・マンソンもキッスの影響を受けているだろうし、スリップ・ノットもそうでしょう。
日本でも聖飢魔IIや、X JAPAN以降のヴィジュアル系バンドに多大な影響を与えています。
キッス以前にもデヴィッドボウイやマークボランなどグラマラスな化粧をしていたミュージシャンはいましたが、キャラクター的(プロレスっぽい)なメイクをしたのはおそらくキッスがオリジナルだと思います。

David Bowie

月曜日, 1月 21st, 2013 | Permalink


僕は以前ブログでも触れたことがありますが、バンドをやっていてボーカルをやっているのですが、僕の中で俗によく言う神!(そんなチープな表現使いたくないですが・・・)というのがDavid Bowieです。
先日亡くなられた大島渚監督の『戦場のメリークリスマス』や、Let’s Danceの大ヒットにより知っている人も多いと思います。
 
僕がデヴィッド・ボウイに出会ったのは、おそらく高校の頃。
小学5年の頃にクイーンにハマって、”ブリティッシュロックの歴史!”みたいな本を読んで、そこから名前を知り、写真は見たのですが、なんと言うかゲテモノ過ぎて、正直怖い印象でした。

額に稲妻があったり何か丸いのがあるし、眉毛も無い。髪型も昔のヤンキーみたいだし、服装も変・・・
まさに宇宙人のようでした。
それから時は過ぎ、高校に。その時僕はちょっと髪を伸ばしていて、体も華奢ですから、クラスの強そうな人たちから「女だ、女だ」言われていて、だったらそれでいいよ、性別なんて何でもいいよ、俺はロックだよ。なんていうワケの分からない意識が芽生え始めたのです。
昔から、ゲームとかのファンタジーな世界観が好きだし、クイーンからロックに目覚めたクチですから、何と言うかエレガンスな世界観には惹かれる性質だったのですが、
ふと目に入ったデヴィッドボウイのハンキードリーというアルバムのジャケに僕は頭をガーンとスコップで殴られたような衝撃を受けたのです。
絵画のようで、僕はゲイではないですが何て美しいんだ!と思いました。

David Bowie – Life on mars?
 
そしてまずデヴィッドボウイの代表作と言われているジギースターダストというアルバムを買って聞きました。
なんと言うのでしょうか、その時点で「ああ、これは僕の人生に一生残るだろうな」と思いました。
それからアルバムを集めだし、古本屋にある彼の載っている音楽雑誌を読み漁りました。
上の動画の曲は前述したハンキードリーというアルバムに入っているのですが、これは彼の中でも最も僕に衝撃を与えた曲です。なんとも切なく美しいのだが、破壊力があるのです。
そして、グラムロックというロックの中のジャンルは「コレだ!僕にはコレがある!」と僕に思わせました。
なんと言うかデヴィッドボウイは僕のコンプレックスを全て武器にしていたのです。
それが僕とデヴィッドボウイとの出会いです。
 
デヴィッドボウイの初期の曲でChangesというのがあるのですが、その中で彼は変化し続けるという運命を自ら歌っています。
最初はヨーロッパ的なポップシンガーだったのですが売れず、次はサイケなフォーク路線、次にハードロック、そして華やかで妖しいグラムロック、シアトリカルなアート路線、行き過ぎてアバンギャルド、新しいニューウェイブ、プラスティックなファンク、ダンスミュージック、無機質なインダストリアル・・・
そんなジャンルは後で分けられたものですが、彼は常に先駆者であり、変化してきました。
普遍的な中にも、何か変なものがある感じです。
「メジャーなカルト」とよく言われる彼ですが、正に言い得て妙だと思います。

 
 
そんなデヴィッドボウイがなんと今年2013年にニューアルバムを発売するのです。
僕は嬉しいです。
確かブライアン・イーノが前に「デヴィッドボウイは事実上引退した」言っていたので、僕は寂しかったのですが、
2013年1月8日、デヴィッドボウイの66歳の誕生日の日に、27枚目のアルバム『The Next Day』を発売されることが発表されたのです。
このソーシャルネットワークワールド、情報化社会の現代、人々は指先一つで得られる情報に依存し、支配されています。
それを逆手に取ったというか、一切の情報を公開せず、新曲を世界119ヶ国に一斉配信。
去 年、ロンドンオリンピックの開会式の時、David Bowieをモチーフにしたパレードがあったり、イギリスの選手団がHeroesの入場曲で入場したりと、既に伝説のような扱いを受けていて、引退説が囁かれていた世界的アーティストの10年ぶりの新曲が一切の情報無しに急遽発売…まさに策士って感じ。
ジャケも、ヒーローズのジャケの顔を白い四角でくりぬき、The Next Dayと書かれた物で前衛的。
右上に書かれた、「Heroes David Bowie」のHeroesのところを黒く塗りつぶしています。
 

誕生日の日に発表された新曲『Where Are We Now?』がまた素晴らしい。

 
そんなデヴィッドボウイのニューアルバム『The Next Day』は2013年3月12日に発売です。

2003年の『Reality』発表後は、病気療養のため音楽活動を休止していたイギリスのミュージシャン、デビッド・ボウイの27作目のオリジナル・ア ルバム。アートワークにも使用されている1977年の名作『Heroes』を手がけているトニー・ヴィスコンティがプロデュース。
01. The Next Day
02. Dirty Boys
03. The Stars (Are Out Tonight)
04. Love Is Lost
05. Where Are We Now?
06. Valentine’s Day
07. If You Can See Me
08. I’d Rather Be High
09. Boss of Me
10. Dancing Out In Space
11. How Does the Grass Grow?
12. (You Will) Set the World On Fire
13. You Feel So Lonely You Could Die
14. Heat

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