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THE STONES IN THE PARK

月曜日, 4月 8th, 2013 | Permalink


The Rolling Stonesが、7/6に、イギリスのハイド・パークでライブをすることが決定したらしいです。
このニュースにやはり僕は驚きました。
 

ストーンズは、今から44年前、1969年の7/5(ブライアン・ジョーンズが亡くなった2日後)にこのハイド・パークでフリー・コンサートを開催したのです。
元々は、新ギタリストであるミック・テイラーのお披露目ライブだったのですが、その二日前にブライアンが亡くなった為、ブライアンの追悼も含めたライブになったのです。
しかも、フリー・コンサートで、約25万人が集まったそうです。
このライブはDVDにもなっており、ストーンズのライブDVDの中でも僕は大好きな映像です。
警備は、全てヘルズ・エンジェルスという暴走族が務めているのです。
そして、前座は何とあのキング・クリムゾンだったのです。
 
このライブ、何と言っても演奏が気だるいのです。
まず一曲目のミッドナイトランブラーのセッションの時に、キャンプで寝てる人がいたり、池をボートで渡っている人がいたり、しゃぼん玉吹いている人がいたり、仲間とつるんでいる人がいたり、そういう公園(ハイド・パーク)のライブが始まるのを待つ人たちの映像が流れているのですが、それだけで当時1969年の空気感を垣間見れたような気がして嬉しいのです。このようにストーンズの演奏をただ垂れ流しているだけではなく、当時のファンのインタビューやストーンズ以外のパフォーマーなども映っており、それも見所の一つなのです。
そうしているうちに、演奏が少しミュート気味になり、観客で埋め尽くされた公園が映る。
その人の海にTHE STONES IN THE PARKのタイトルが浮かび上がるのです。
そして、ミックの歌が入る。
座って客を挑発しながら歌うミックがむちゃくちゃカッコいいのです。
そしてライブはヒートアップしていくのです。
エマニエル婦人のような椅子に座ってインタビューに答えるミックもクール。

このライブは入っている曲がみんなかっこいいのです。
サティスファクションの歌の入りの映像の見せ方は最高にかっこいいです。
ブライアンジョーンズへの追悼の詩を朗読した後、大量の蝶を放ち、演奏するI’m Yours She’s Mineというジョニーウィンターのカバー曲もむちゃくちゃかっこいいです。
Honky tonk womenでは短いカットを沢山繋いでおり、客のアップの顔とかが映るのですが、客も男はみんなカッコよくて、女はみんな可愛いのです。

そして、sympathy for the devilではアフリカのパーカッション隊を入れての演奏になります。間奏部分では、ミックの踊りも冴えており、また女の子がステージに乱入してきたり、映像的に見ていて面白いです。

69年という、本当に文字通りロックという音楽が一番輝いていた時期の映像なのです。

ダミアン・マーリー

月曜日, 2月 11th, 2013 | Permalink


エーブックスタッフの水野です。
 
最近どうも南の方の文化をもっと知りたい気分です。
といっても音楽とか映画なのですが、僕は昔からイギリスの音楽が好きだったり、北欧のあの澄んだ空気の自然の風景や、中世の色を残した町並みが好きだったのです。
しかし、最近はどうもメキシコの殺伐とした雰囲気や、アメリカ南西部の荒野や、アラビアンな旋律や、エジプトの砂漠や遺跡に魅力を感じるのです。
あの太陽が照りつける渇いた世界がなんとも魅力的なのです。
 
 
それで何から手をつけて良いのか分からない僕なのですが、2011年にローリングストーンズのミック・ジャガーが結成したスーパーバンド『スーパーヘヴィ』のボーカルの一人、ダミアン・マーリーのCDがゲオで350円で売っていたので試しに聞いてみました。
実際はあまり期待していなかったのですが、帰って聞いてみるとこれがものすごくカッコいい。
ダミアン・マーリーはあの有名なレゲエミュージシャン、ボブ・マーリーの息子です。
母親は1976年度のミス・ワールドであるシンディ・ブレイクスピア。それゆえにかダミアンもなかなかハンサム。
ボブ・マーリーの子どもたちの中で音楽の道に進んだのは、ジギー・マーリー&メロディ・メイカーズの三人と、ジュリアン、キマーニと既にもう何人もいるのですが、ダミアンは、シンガーや楽器のプレイヤーの彼らとは別で、DJの道に進みます。
ダンスホールレゲエというジャンルになるそうです。
物凄くかっこいいです。
トラックもカッコいいのですが、ダミアンの声がかっこいい。
歌っている詞もかっこいいです。そして曲は切ないマイナー調なものも多く良いです。
 

 
 
それとダミアン・マーリーについて検索して時に、出てきた記事で面白いものが。
前述した長男ジギー・マーリーがなんと漫画家デビューしたそうです。
その漫画のタイトルですが、その名も『マリファナマン
 

 
以下、あらすじになります。(ロケットニュース24 から引用)
 
地球の温暖化、自然破壊に胸を痛める心優しき会社員、ローランド。ある日、彼が自宅でガーデニングに精を出していると、突如UFOが出現。宇宙人が降りて来て、ローランドに大麻の種入り「魔法のブラウニー」を生み出すベルトバックルを授ける。
飛び去るUFOから、「おっと!こいつを忘れるところだったぜ!」と投げられたのは、ボディースーツと投げ縄(素材:麻100%)だった。
実はこの宇宙人、地球を環境(大麻畑)破壊から守るためにやって来たのだ!
このスーツを着るとパワーがみなぎり、ローランドはマリファナマンに変身!
バックルから無限に出てくるマリファナブラウニーを、ポパイのホウレン草さながらムシャムシャ食べ、麻の投げ縄を駆使してスパイダーマンのごとく街を飛び回る。
大麻畑破壊を阻止するため日々戦うマリファナマンだが、その裏には……共謀して国民を騙し、暴利を貪る石油会社、政治家、製薬会社の黒い陰謀が張り巡らされていた……という、なかなか壮大なストーリーとなっている。
ジギーは「大麻は食料、燃料、衣服、紙、薬品など様々な製品を生み出し、二酸化炭素を吸収して酸素を作る優れもの。根が深く張れば地すべりをも防ぐ!」と説明し、この作品に自然環境保護のメッセージが込められていると述べている。

 
あらすじを見る限りではかなり面白そう。
中南米が舞台のヒーローものって見たことないので気になります。
アメリカでは4月に発売されるそうです。

ベストオブ2012

月曜日, 12月 31st, 2012 | Permalink


エーブックスタッフの水野です。
今回は2012年最後の投稿ということで今年を少し振り返ってみようと思います。
 
今年はいろんなことがありました。
今年読んだ、聞いた、見たものでよかったものランキングを書きます。
思い出せられる範囲で。
 
 
漫画部門
三位・・・サイボーグ009(石ノ森章太郎)
二位・・・ポーの一族(萩尾望都)
一位・・・カムイ伝(白戸三平)

 
サイボーグ009はブックオフで立ち読みしたのをきっかけに読み始めました。
これについては前の記事でも触れたのでよしとしましょう。
ポーの一族は友人のススメで読んだのですが、すごく良かったです。
僕は少女マンガというものを全然読んだことないのですが、ポーの一族は面白かった。
吸血鬼の少年エドガーと友人アラン、そしてエドガーの妹メリーベル巡る悲しく切ない物語です。
インタビューウィズヴァンパイアという映画を思い出しました。
サスペンスものやホラーもの、最近だとサバイバル系だったりバトル系の吸血鬼漫画はよくあるのですが、こういう吸血鬼として永遠の時を生きてゆく苦しみや切なさを描いた作品はあまり見かけません。
こういうのを待っていたんだって感じでした。
 
カムイ伝はずっと読もうと思っていて読んでなかった漫画です。
少し前に松山ケンイチ主演でカムイ外伝という映画がありましたが、一応それの前の話です。
ダントツの一位です。忍者の漫画というイメージで読み始めたのですが、そんな忍者モノみたいなジャンルでくくれない漫画です。
なんというのでしょう、忍者というものが職業やキャラクターの肩書きではなく、生きる手段というか、主人公カムイの生き方です。
この漫画には、それぞれ身分の違う主人公が三人います。
非人のカムイ、農民(下人)の正助、武士の草加竜之進。
それぞれの主人公が少年から青年になるまでの苦悩しながら成長してゆく姿を描く、”生きる力”を描く、名作だと思います。
 
 
 
映画部門
三位・・・ぼくのエリ 200歳の少女
二位・・・アメリカンサイコ
一位・・・ダークナイトライジング

ぼくのエリは、2008年のスウェーデン映画です
ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストによる2004年の小説『MORSE -モールス-』を原作者自らが脚色した吸血鬼映画です。
これまたバンパイア物。
しかし、バトルものでもなければ、ホラーでもない、永遠に生きる苦しみを描いたヒューマンドラマ(いや、バンパイアドラマか)でもないです。
なんなんでしょう、単純にラブストーリーになるんでしょうか。
なんでしょう、この気持ち。言葉にならない感じ。
なんというか、悲しいとも違う。悲しいんだけど、でも違う。
それはこの日本語にしかない言葉、“切ない”がピッタリだと思いました。
それは恋愛的な、恋焦がれすれ違い出会い別れ云々の切なさではないのです。
ただ切ないとしか表現できない切なさ。
感動的でも悲しいわけでもないのに、エンドロールでは何故か泣いてしまいました。

アメリカンサイコは少し前の記事でも触れましたサイコスリラーです。
クリスチャンベールの演技が見事です。本当に怖ろしいのです。
なんというか、主人公は狂人なのですが、それを抑えている感じがリアルなのです。
本当にクリスチャンベールは狂人なのではないかと思ってしまいました。
 
そして、ダークナイトライジング
これまたクリスチャンベールです。クリストファーノーラン監督が描くバットマン、ダークナイトシリーズ三部作の完結編です。
これは大好きなシリーズなのでいずれまた詳しく書きたいと思います。
 
 
 
音楽部門
四位・・・優しい悪魔/キャンディーズ
三位・・・Doom and Gloom/The Rolling Stones
二位・・・裸のビーナス/郷ひろみ
一位・・・誰も知らない/ドレスコーズ
特別枠・・・KISS KISS PISTOL/ドロロニカ

 
このランキングは、よく聞いたランキングというより、印象的だった、または衝撃的だったという曖昧な感想のランキングです。
 
キャンディーズ優しい悪魔
吉田拓郎作詞作曲のこの曲ですが、まずタイトルが秀逸だと思います。
こういう相反するような言葉をくっつけて独自の存在を作ってしまうのは、僕は好きです。
これは何かの歌番組か何かのようですが、歌は勿論、オケも生バンドのライブ演奏。
何か演奏もかっこいいのです。
イントロが終わって、Aメロに入るとドラムがハイハットを叩き始めるのですが、ベースラインも相成って、その怪しげでチープなリズムと、ミキちゃんの踊りが妙にマッチしているのです。そしてそのあとのスーちゃんのイッチョメイッチョメは何か漫画の犬みたいな顔になっている。僕はこの三人の中だったらスーちゃんが一番可愛いと思います。しかし、この映像のランちゃんはとても可愛い。
二番の「ばら色ぶどう酒に花びら浮かべば」の「浮かべば」の歌い方がこの映像におけるランちゃんの可愛さを物語ります。
 

The Rolling StonesDoom and Gloom
これは今年出されたストーンズの50周年ベストアルバムに収録された新曲です。
大して期待はしていなかったのですが、いざ聞いてみるとむちゃくちゃかっこいい。
ストーンズはやっぱマイナー調な曲がかっこいいと思います。
PVではミックジャガーの変な踊りも健在。顔さえ隠せば20代の頃とそんなに変わらないんじゃないかと思ってしまうほどです。

 

郷ひろみ裸のビーナス
郷ひろみはキャラも良いですし声も良いですが、何より曲が良い。昔のですが。
この曲は基本的に上からものを言っていて、キザでかっこいいです。
「どうしたの、着いて来ないのかい?お日様が見てるだけだよ」という歌い出しがたまらなくクサくて、ロマンチックで、時代を感じさせますが、これこそ現代のポップスが失ってしまった宝だと思います。
この映像は、可愛いアグネスチャンが郷ひろみを紹介する際にワンコーラス歌っています。
 
 
ドレスコーズ誰も知らない
この曲はグレゴリーペックが出ている、オーメンという古いオカルトホラー映画のデミアンのことを歌っているのでしょうか。
残虐な言葉や、暴力的な表現は決して無いのですが、デミアンという単語を出すだけで一気に不吉なイメージになる。その効果を狙ってか、歌詞はかなり抽象的。
しかし、悪魔的なイメージは先入観を以てこの曲に印象付けているのです。
始まりはトライバル(民族調)な感じなドラムと愉快なベースで明るいイメージなのですが、ギターが入ってくるとだんだんと不穏な雰囲気に。そしてブレイクを挟み、一気に爆発。ドラムが暴れます。そしてイントロのテーマに戻るのですが、最初とは全く違った印象なのです。
そしてマイナーコードになり歌が入る。
以下、歌詞になります。
 
おお デミアン
ガラス瓶に月 古い訛りの唄
汽笛は夜を撃ち それでも僕はここにいる
 
おお デミアン
孤独におびえて 神を乞うなら
デミアン 笑わずにお前のそばにいてやる
 
月におおかみ
その肌は夜と同じく美しい

おおデミアン
花を踏み損ねた古靴のひも
政治家
むなしき愛
 
すべて、
そう僕のせいだ

 
 
ギターソロからの大サビは、その悪の華といいましょうか、いけないものに美しさを見出してしまうような陶酔感に酔いしれることが出来ます。
Youtubeとかにあがっていないので、ここに貼ることは出来ませんが素晴らしい曲です。
 
 
特別枠は、ドロロニカKISS KISS PISTOL
これは僕のバンドの曲です。恥ずかしいので説明はしないですが、今年2012年の11/14に僕のバンドのファーストアルバム『コンバットアイドル』が発売されまして、そっからの一曲です。よろしければ聞いてみてください。

 
 
以上が今、思い出せる範囲のベストオブ2012になります。
 
それでは皆さん、よいお年を。

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