エーブックスタッフの水野です。
先日ブログで紹介したYeah Yeah Yeahsのボーカル、カレンOがテーマ曲で参加している映画『ドラゴン・タトゥーの女』を見ました。
このドラゴン・タトゥーの女、まずタイトルがかっこいいです。
『ドラゴン・タトゥーの女』(原題: The Girl with the Dragon Tattoo)は、2011年のアメリカのミステリー映画。スティーグ・ラーソンの推理小説『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女』を原作としており、2009年に公開されたスウェーデン版『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』に次ぐハリウッド映画化である。(wikipediaより)
監督はデヴィッド・フィンチャー。デヴィッド・フィンチャーの映画は意識してなかったのですが、ほとんど見ており、いずれも好きな映画です。特にファイト・クラブが好きでした。
彼は映画の初めに、オープニングをつけるのが好きなようでいきなカレンO(yyys)とトレント・レズナー(NIN)によるレッド・ツッペリンの名曲『移民の歌』が流れる。
この時点でテンションが上がってしまい。シリアスな映画にのめり込むのが遅れてしまった。
とにかくエグいシーンが多く、見ているとすごく暗く、ちょっと嫌な気持ちになっていきます。
また主人公である、雑誌『ミレニアム』のジャーナリスト兼発行責任者兼共同経営者、ミカエル・ブルムクヴィスト(ダニエル・クレイグ)と、もう一人の主人公であるミルトン・セキュリティー所属のフリーの女調査員、リスベット・サランデル(ルーニー・マーラ)が強そうに見えるのですが結構弱い(そりゃただのジャーナリストと小柄な女の子だから当たり前なのですが)ので、終始ハラハラさせられました。
007の第六代目ジェームズ・ボンドでお馴染みのダニエル・クレイグはイメージ通りで、役にあっており、かなり良かったのですが、ルーニー・マーラ演じるリスベットがムチャクチャかっこよくて可愛かった。
僕はこの女優のことを知らなくて検索してみると普通に美人なのですが、このリスベットの、真っ黒で変な髪型と、眉無しジャンキーメイクが似合う似合う。やはり元が良いと、どんな奇抜で変な格好でも様になるのですね。
ノーヘルでバイクをかっ飛ばすシーンは最高にかっこよかったです。
でもメチャクチャ怖そうな外見ですけど、やはり女性なので弱いのです。また心も弱っており、すごく可憐なのです。
もともとパンクというかゴスというかエモというか、そんな格好の設定なのですが、前述した主題歌のせいで、どうもカレンOのイメージが終始漂っていました。
ストーリーも濃厚なのですが、かっこよく見せる、というところもあり、映像的にも見ていて良かったです。
そのストーリーですが、一応、推理ミステリーものなので伏せておきます。
僕もあらすじすら全く知らない状況で見たのですが、終始「えっ、どうなるの、コイツはなんなの、あ、なるほど・・・」とどんどんのめり込んでしまい、それで正解だと思いました。
そして、この『ドラゴン・タトゥーの女』の続編が現在準備中の様子です。今年2013年に公開予定との噂もあったみたいですが、もっと先になりそうです。
どうやらリスベット役のルーニー・マーラの続投はほぼ確定で、現在ミカエル役のダニエル・クレイグの続投はグレーの様子。監督のデヴィッド・フィンチャーが再びメガフォンを執るか否かは分からないとのこと。
それに対し、ルーニー・マーラは 「ぜひ彼に手掛けてほしいわ。でも、たとえどんなことがあっても、彼は何らかの形で作品に参加するはずよ」 と説明したらしいです。
ぜひともまたデヴィッド・フィンチャーに監督を務めてもらいたいです。