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Watcha Clan

月曜日, 4月 29th, 2013 | Permalink


エーブックのスタッフ水野です。
タイから帰国しまして、現地と日本の空気感にギャップがあり過ぎて、まだ精神的にフワフワしております。
 
暑いところはやはりゆったりとした音楽が合います。
カンチャナブリのレゲエバーは最高でした。
日本から帰ってきた今も、暑さを感じるような音楽ばかりを聞いている気がします。
 
ちょっと違いますが、最近ハマっているのが、『Watcha Clan』というバンド。

ワッチャ・クランは僕も詳細は分からないのですが、フランス出身のダンス・ミュージックバンド。バンドというよりユニット?グループ?の方がしっくりくるかもしれませんが、公式サイトにはバンドと書いてあったので、バンドと書きます。
メンバーは女性ボーカルのSista K、サンプリングのSuprem Clem、主にギターのNassim、主にベースのMatt Labesseの四人。(発音がよく分からないので英語表記にしました)
 
このバンドはバルカン半島に伝わる音楽、通称バルカン・ビートを基調としたダンス・ミュージックを奏でるのですが、そのバルカン・ビートが僕はすごい好きなのです。
平たく言うと、ウン・チャチャ・ウン・チャ、ウン・チャチャ・ウン・チャ…というリズムなのですが、これをズンズンとした四つ打ちのビートに乗せると、むちゃくちゃ踊れるのです。
僕は昔から、コロブチカやカリンカ・マリンカ、カチューシャなどのロシア民謡や、シャロームやマイム・マイムなどのイスラエル民謡の様なメロディが大好きで、バルカン・ビートはそれに共通するようなメロディを持っている気がするのです。
何か共通するルーツを持っているかもしれないんで、もっと調べたいところです。
 

 
ワッチャ・クランを最初に聞いてビビっときたのが、そのビートやメロディもそうですが、あくまでメインが歌にあるというところです。
僕は楽器のプレイヤー、殊にバンドの演奏者というのは役者だと思っておりまして、さらに“歌”となると“言葉”という直接訴えかけるものがあるので、特にそうだと思うのです。
誰もがかっこよく見えるように演技をしているのですが、このシスタKというシンガーは抜群の演技力を持っているように感じられたのです。何語で歌っているのか分かりませんが、そのエキゾチックな歌に痺れました。
このバンドで良いところは、メンバーのルックスもいいのです、シスタKは言わずもがな、サンプリングのシュプリムクレムも砂漠の民族衣装のようなものを着ており、そういう分かりやすさもすごく良いと思いました。


 
日本でライブがある際にはぜひ見に行きたいのですが、調べたところ一回だけ日本に来たことがあるようです。
それはライブツアーでもなければ、フェスへの出演でもなく、なんと東京日仏学院というところのイベントに呼ばれてライブをしたようです。
次に日本でライブをやる時は絶対に見に行きたいのですが、名古屋は来ないかな。
 

David Bowie

月曜日, 1月 21st, 2013 | Permalink


僕は以前ブログでも触れたことがありますが、バンドをやっていてボーカルをやっているのですが、僕の中で俗によく言う神!(そんなチープな表現使いたくないですが・・・)というのがDavid Bowieです。
先日亡くなられた大島渚監督の『戦場のメリークリスマス』や、Let’s Danceの大ヒットにより知っている人も多いと思います。
 
僕がデヴィッド・ボウイに出会ったのは、おそらく高校の頃。
小学5年の頃にクイーンにハマって、”ブリティッシュロックの歴史!”みたいな本を読んで、そこから名前を知り、写真は見たのですが、なんと言うかゲテモノ過ぎて、正直怖い印象でした。

額に稲妻があったり何か丸いのがあるし、眉毛も無い。髪型も昔のヤンキーみたいだし、服装も変・・・
まさに宇宙人のようでした。
それから時は過ぎ、高校に。その時僕はちょっと髪を伸ばしていて、体も華奢ですから、クラスの強そうな人たちから「女だ、女だ」言われていて、だったらそれでいいよ、性別なんて何でもいいよ、俺はロックだよ。なんていうワケの分からない意識が芽生え始めたのです。
昔から、ゲームとかのファンタジーな世界観が好きだし、クイーンからロックに目覚めたクチですから、何と言うかエレガンスな世界観には惹かれる性質だったのですが、
ふと目に入ったデヴィッドボウイのハンキードリーというアルバムのジャケに僕は頭をガーンとスコップで殴られたような衝撃を受けたのです。
絵画のようで、僕はゲイではないですが何て美しいんだ!と思いました。

David Bowie – Life on mars?
 
そしてまずデヴィッドボウイの代表作と言われているジギースターダストというアルバムを買って聞きました。
なんと言うのでしょうか、その時点で「ああ、これは僕の人生に一生残るだろうな」と思いました。
それからアルバムを集めだし、古本屋にある彼の載っている音楽雑誌を読み漁りました。
上の動画の曲は前述したハンキードリーというアルバムに入っているのですが、これは彼の中でも最も僕に衝撃を与えた曲です。なんとも切なく美しいのだが、破壊力があるのです。
そして、グラムロックというロックの中のジャンルは「コレだ!僕にはコレがある!」と僕に思わせました。
なんと言うかデヴィッドボウイは僕のコンプレックスを全て武器にしていたのです。
それが僕とデヴィッドボウイとの出会いです。
 
デヴィッドボウイの初期の曲でChangesというのがあるのですが、その中で彼は変化し続けるという運命を自ら歌っています。
最初はヨーロッパ的なポップシンガーだったのですが売れず、次はサイケなフォーク路線、次にハードロック、そして華やかで妖しいグラムロック、シアトリカルなアート路線、行き過ぎてアバンギャルド、新しいニューウェイブ、プラスティックなファンク、ダンスミュージック、無機質なインダストリアル・・・
そんなジャンルは後で分けられたものですが、彼は常に先駆者であり、変化してきました。
普遍的な中にも、何か変なものがある感じです。
「メジャーなカルト」とよく言われる彼ですが、正に言い得て妙だと思います。

 
 
そんなデヴィッドボウイがなんと今年2013年にニューアルバムを発売するのです。
僕は嬉しいです。
確かブライアン・イーノが前に「デヴィッドボウイは事実上引退した」言っていたので、僕は寂しかったのですが、
2013年1月8日、デヴィッドボウイの66歳の誕生日の日に、27枚目のアルバム『The Next Day』を発売されることが発表されたのです。
このソーシャルネットワークワールド、情報化社会の現代、人々は指先一つで得られる情報に依存し、支配されています。
それを逆手に取ったというか、一切の情報を公開せず、新曲を世界119ヶ国に一斉配信。
去 年、ロンドンオリンピックの開会式の時、David Bowieをモチーフにしたパレードがあったり、イギリスの選手団がHeroesの入場曲で入場したりと、既に伝説のような扱いを受けていて、引退説が囁かれていた世界的アーティストの10年ぶりの新曲が一切の情報無しに急遽発売…まさに策士って感じ。
ジャケも、ヒーローズのジャケの顔を白い四角でくりぬき、The Next Dayと書かれた物で前衛的。
右上に書かれた、「Heroes David Bowie」のHeroesのところを黒く塗りつぶしています。
 

誕生日の日に発表された新曲『Where Are We Now?』がまた素晴らしい。

 
そんなデヴィッドボウイのニューアルバム『The Next Day』は2013年3月12日に発売です。

2003年の『Reality』発表後は、病気療養のため音楽活動を休止していたイギリスのミュージシャン、デビッド・ボウイの27作目のオリジナル・ア ルバム。アートワークにも使用されている1977年の名作『Heroes』を手がけているトニー・ヴィスコンティがプロデュース。
01. The Next Day
02. Dirty Boys
03. The Stars (Are Out Tonight)
04. Love Is Lost
05. Where Are We Now?
06. Valentine’s Day
07. If You Can See Me
08. I’d Rather Be High
09. Boss of Me
10. Dancing Out In Space
11. How Does the Grass Grow?
12. (You Will) Set the World On Fire
13. You Feel So Lonely You Could Die
14. Heat

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