Posts Tagged ダークナイト

ガッチャマン

月曜日, 4月 15th, 2013 | Permalink


エーブックスタッフの水野です。

先日、ガッチャマンが実写映画化するというニュースを聞いて驚きました。
Youtubeにあった特報や監督のインタビューなどを見るとどうやら、モチーフはガッチャマンのようですが、アニメのガッチャマンとは別物のようで、近未来を舞台としたダークヒーローモノのようです。
今回の映画のガッチャマンたちのスーツは、「”飛ぶ”というアクションにつじつまが合うものにするため、動力源なども加味しつつ近未来的なデザインを作り上げた」 という解説から、クリストファー・ノーラン監督が描いたシリアスでバイオレンスなバットマン『ダークナイト』シリーズの影響が伺えました。
ノーラン版では劇中で、それまで触れられることのなかった「マントで飛ぶ」というはっきり言って意味が分からないことに対し、ちゃんとそれらしい説明がされていたのです。
バットマンのマントは、形状記憶生地の布であり、そのマントに指先から微量の電流を流すことによってマントが硬化し、その電流の出具合によってマントの硬度が変わるという説明があり、マントで”飛ぶ”というアクションに説得力を持たせています。
そもそもバットマンは原作からダークヒーローであり、実写映画だけでも、奇抜なゴシックテイストのティム・バートン版2作、ファミリー向けのコミックヒーローを描いたジョエル・シュマッカー版2作を経ていたので、既にバットマンというダークヒーローの様々な描き方が許されていたのだと思います。
それでいて、一番みんながバットマンに求める、孤独で危険なダークヒーローという姿で描いてくれたので、バットマンシリーズの中では一番の評価を得ているのだと思います。
 
そういった意味では、今回のガッチャマンはおそらくみんなが求めているガッチャマンとはかなり違いますし、今回の映画ではガッチャマンのモチーフである『鳥』のデザインも撤廃されているようで、なかなか風当たりが強そうですが、リアルタイムで見ていない僕のような世代ですと、一体どんなガッチャマンを見せてくれるのか期待もしてしまいます。
 

 
僕は特にガッチャマンのファンというワケではないのですが、幼い頃、ガッチャマンの絵を見た瞬間にビビッと来るものがありました。
それは大人になった今でも、まさに「カッコいい」とはこのことであり、まさに「ヒーロー」とはこのことなのだと思うのです。
あの凛々しくバタくさいハンサムが、現代の日本人に忘れられたヒーロー然とした顔なのだと僕は思うのです。いかにも正義!って感じだし、いかにもヒーロー!って感じだし、いかにも主人公!って感じなのが最高なのです。
カッコいい顔とは何?と聞かれたら、僕はガッチャマンの大鷲の健を思い浮かべます。
あと、ヘルメットの造形もむちゃくちゃかっこいいと思います。何たってヘルメットのサンバイザーの先が尖っていますから、いかにも強そうですし、速そうです。
 
そして、五人のそれぞれ違う個性が光っているのもすごく良いんです。
コンドルのジョーの渋いことこの上ない、まさに男な感じで、ちょっとニヒルな感じとか、健と対比させてあって、彼らのイメージカラーどおり、明暗があり、ストーンズのミックとキースのような印象も与えてくれます。
 

  
今回の映画では、健は言ってもそんなにイメージとかけ離れていない松坂桃季が演じるのですが、ジョーは僕のイメージでは、長瀬智也とか顔が似ているんじゃないかと思ったのですが、そんなイメージとは180度違う綾野剛だと聞き、驚きました。
ベルクカッツェが一体誰なのか気になるところ。
 
一体どんなガッチャマンに仕上がるのか楽しみです。

21世紀のスキッツォイドマン

月曜日, 12月 3rd, 2012 | Permalink


エーブックスタッフの水野です。

『脳男』という生田斗真主演の映画が来年2013/02/09に公開されるらしいのですが、
その主題歌になんとイギリスのロックバンド、キングクリムゾン『21世紀のスキッツォイドマン(精神異常者)』が決定したらしいですね。
キングクリムゾンとは1968年に結成されたプログレッシブ(前衛的/先進的/実験的)ロックバンドです。
このジャケット、見たことあるという方は多いと思います。

とりあえずこの映画がどんな映画なのかと思い、調べてみるとバイオレンスミステリーなんですね。
「もっとも美しきダークヒーロー誕生!いままで見たことのない生田斗真がここに。天才的な知能と恐るべき身体能力を持ち、正義のためには殺人すら厭わない、美しき殺戮者。そんな彼を人は“脳男”と呼ぶ」
(公式サイトより)
 
近頃はバイオレンスブームなのでしょうか、
あと現在公開中の映画で『悪の教典』というバイオレンスホラーもありますね。
で、今始めて悪の教典の予告編をYoutubeで見たのですが、これはどうやら凄まじい映画のようですね。AKB48の大島優子が途中退出し「私はこの映画が嫌いです」と言い放ったのもうなずける気がします。

生徒からも教師からも絶大な支持を受け信頼されている、若くハンサムで完璧な英語教師が、ある日クラス40人全員を一人ずつ出席を取るかのように殺してゆくというストーリー。
 
伊藤英明という俳優は、僕の中では、真面目で、正義感が強く、男らしいというイメージが強い人なのですが、そういったイメージを抱いている人は多いと思います。
そのイメージが完璧な教師役に繋がり、先生が大好きな生徒たちはそのままファンに当てはまる。そしてそれら全てはこの為だといわんばかりの裏切りを見せるのですが、しかも生半可なものじゃなく、トラウマ級のバイオレンス描写で煽りまくる。これはもしかしたら伊藤英明にやられるのは生徒じゃなくてファンなのか?
そんなことを考えていたら、伊藤英明がこの役を引き受けるっていうのは、ファンを失ってしまうかもしれないような大きな賭けだったのではないでしょうか。
 
僕は、バットマンの映画『ダークナイト』シリーズが好きなのですが、もしバットマンを日本人がやるなら・・・と考えてみた時があって、真っ先に伊藤英明が思い浮かびました。
ダークナイトシリーズは、僕の大好きな俳優クリスチャンベールが演じているのですが、『悪の教典』の予告編を見ていると一つの映画が思い出されました。
それは『アメリカンサイコ』という、ハンサムで完璧主義者な大金持ちの社長息子が連続殺人を繰り広げるというサイコスリラー映画なのですが、何の因果かその主演はクリスチャンベール。
自分の中でこんな偶然あるのかと少しテンションが上がりました。
 
脳男も悪の教典も、何かふっ飛ばしてくれるに違いないでしょう。
少し前に、切ない青春恋愛モノの映画が流行ったように、危ない暴力描写モノの映画が流行るのでしょうか!?
時代と共に求められるものも変わりますし、それに求められる度合いも変わるのですね。

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