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天野喜孝

月曜日, 3月 25th, 2013 | Permalink


こんばんは、エーブックスタッフの水野です。
僕は中学生くらいまでずっと漫画家になりたいと思っていたのですが、その頃とても感銘を受けた絵描きに天野喜孝というイラストレーターがいます。
 
 
繊細で妖艶・幻想的な絵柄は、欧米でも人気を博し、ニューヨーク、ロンドン、パリ、リヨン、ケルンなどでも個展を開催してきた。
ファイナルファンタジーシリーズのキャラクターデザインが代表作として有名だが、『N.Y.SALAD』や『タイムボカン』など軽妙でコミカルなキャラクターを生み出してきたという一面も持ち合わせている。
趣味は音楽鑑賞。好きな画家はレオナルド・ダ・ヴィンチ。
(wikipediaより)
 
 
おそらく地獄だったり天国だったり、この世とは別の世界があるならば、きっとこういう風なんだろうな、という感想を抱いたのです。
それはとても奇妙で怖ろしいのですが、美しくも見える世界だったのです。
僕が最初に彼の絵を見たのは、ゲームの『ファイナルファンタジー』でした。
彼はFFシリーズの1~6までのデザイナーを手掛けていたのです。
重く儚い幻想的な世紀末感がピッタリだったと思います。
 
彼の絵を見てまず印象的だったのは、その目です。
白目の割合に対し黒目が極端に小さい『時計じかけのオレンジ』のアレックスさながらの三白眼です。今にも死にそうな目なのです。
コンタクトレンズのCMで、白目:黒目:白目=1:2:1が『瞳の黄金比率』なら『瞳の暗黒比率』と言いましょうか、数字で表すならば白目:黒目:白目=4:1:4くらいでしょうか。分かりづらいですが、本当に氷のような眼差しなのです。
タツノコプロの頃の名残なのか、近年はまた大きな目の絵を描いているのか詳しいことは分かりませんが、キリっと見開いた、何か闘志を秘めていたり、覚悟を決めたような大きな目が、僕は一番好きです。

 
その次に、浮遊感のある独特の空気感も印象的です。
水中にいるのか、重力に逆らっているような空気感が良いんです。
風が通り抜けている感じというか風に乗っている感じが非常に幻想的なのです。
彼の絵の世界でしかありえない自然なのです。

 
FF7以降からはキャラクターデザインはしておらず、イメージイラストとして描いているようです。イケメンのクラウド(FF7の主人公)もちょっと危険なパンク風に。
こっちはこっちでサイバーパンク感があって良い気もします。

 
 
昔はよく彼の絵をマネをして描いていました。最近また絵(というか漫画)を描いてみたくなってきました。

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