2011年のCD売上ランキングはトップ５をAKB48が独占しました。
かなり凄いことなんでしょうが、中古業界にいると、彼女らの未開封のCDが多数流れてくるのを見ると、私達の世代は仮面ライダーカード欲しさに本体であるはずのスナックを捨てていた友人たちのことを思い出さざるを得ません。
それがいいとか悪いとかいうことでなく、その業界にいてCDのセールスを伸ばそうと考えた挙句であり、結果が出ているのは握手券や、投票券などのオマケをつけて販売する手法なわけなので、それが今の日本の音楽業界の現状ということなのでしょう。
キレイごとを言っても、売れなければ、アーティストも会社も維持できない。次が出ないのです。
これもパソコン、ケータイなどで音楽が簡単にダウンロードできる。動画サイトで音楽が聞ける、アーティストが見られるという時代を反映しているとも言えます。
1970年代のヒット曲でまず思い出すといえば「およげ！たいやきくん」。1975年暮れに発売。500万枚上セールスがあったとされる大ヒット曲ですが、当時のサラリーマンの切なさを歌ったとされています。
国鉄のストで平日、家にいざるを得なかったサラリーマンが、子供番組を見て、この曲に感動し、セールスを伸ばしたという伝説もあり、70年代のおとうさんってそんなんだったんだなぁと思えてきます。
流行歌は時代をうつす鏡とも言われます。
ですので、オリコンなどのチャート誌をじっくり見ていくと、時代が見えてきて、おもしろいんですよね。
コンフィデンス年鑑 1976年／1977年／1978年／1979年
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