月曜日, 10月 7th, 2013 | Permalink
エーブックスタッフの水野です。
マーク・ミラーとジョン・ロミータ・Jrによる同名のコミックを原作とした映画『Kick-Ass』 の続編、『Kick-Ass 2』 (邦題『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』)が来年2014年の2月に日本で公開されます。
この作品は、アメリカでは2013年8月16日、イギリスでは8月14日にすでに公開されており、日本での公開は約半年遅れてのことです。
アメリカでの公開日が発表されてからしばらく日本での公開予定のアナウンスは全くなく、もしかしたら日本での公開はないのか?とも囁かれていただけにこのニュースはうれしいです。
アーロン・テイラー=ジョンソン 演じるキック・アスの主人公デイヴ・リゼウスキは、アメコミ好きでスーパーヒーローに憧れていた高校生。
そんな彼は「何故現実では誰もヒーローになろうとしないんだろう?」と疑問に思い、彼は、自分で本物のヒーローになろうと思い立ち、ネットで買ったスーツを着てヒーロー活動を開始する。
しかし、彼は暴漢にあっさりとナイフで刺され病院送りに。
それから、ある日彼はひょんなことから、ドーナツ屋の前で一人の男が三人の暴漢に襲われている場面に遭遇する。
それを助けるため、一人で立ち向かうのだが当然彼は袋叩きにされボコボコに。
これはヤバイと思い彼は、そこへ偶然通りかかった少年に「人を呼んできてくれ」と助けを求める。
しかしその少年はドーナツ屋の客たちに「表で変なスーパーヒーローみたいなヤツが戦っている!」と面白おかしく呼びかける。
そうするとみんなは喜んで窓の外からそれを見物しだし、笑いながらその姿を携帯のビデオで撮影している。
しかし、次第にみんなは、どんなに殴られてもめげずに立ち向かう彼を見ていられなくなる。
痺れを切らした暴漢の一人がナイフを取り出し彼に言う。
「見逃してやるから早くどっか行け」しかし彼は断固拒否する。
暴漢は「お前には関係ないだろ、こいつが何したかも知らねえのに、何故こんなことをするんだ?」と言うと、「人が傷つけられるのを見ていられないんだ。みんなやらなきゃと思ってもやらないことをやっているだけだ」と。そしてパトカーのサイレンが近づいて来て暴漢たちは逃げてゆく。
このシーンは彼の最初のスーパーヒーローとして最初の活躍なのですが、すごく良いシーンなのです。すごく滑稽でしょうもないんですが、急に涙が出そうになる瞬間です。
そして、これを録画していた少年がこの動画をYouTubeにアップしたところ、彼は話題になり現実のスーパーヒーローとなってゆくのです。
しかし、彼はただの高校生。スーパーマンのように異星人で特殊な能力は持っていないし、バットマンのような大富豪で戦闘用ガジェットや鍛え抜かれた肉体もない。
当然ピンチに追い込まれてゆくのですが、そこで彼と同じようにヒーロー活動をしている親子に助けられる。
それがクロエ・グレース・モレッツ 演じるヒット・ガールと、ニコラス・ケイジ演じるビッグ・ダディ。彼らは協力しヒーロー活動を続けてゆく・・・という話です。
kick ass 2は前作の続きで、クリストファー・ミンツ=プラッセ 演じるクリス・ダミーコ(別名、ザ・マザー・ファッカー)が主人公キック・アスに復讐するという話。
今作は新ヒーローもたくさん出てくる様子で、僕がうれしかったのはあのジム・キャリーが出演するということ。
ジム・キャリー 演じるサル・バートリーニ(別名、スターズ大佐)は元ギャングでありながら現在はジャスティス・フォーエバーという名のスーパーヒーロー同盟のリーダー的存在。
近年、彼はコメディ俳優から脱却しつつあったのですが、やはりコミカルな演技をやらせたら彼の右に出るものはいないですね。
さえない高校生だったキック・アスも今作では見事にビルドアップされた筋肉を披露。
まだ幼い少女であったヒット・ガールは子どもから大人になろうとしています。
VIDEO
『Kick Ass 2』(邦題『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』)が来年2014年2月に日本全国公開予定です。
Tags: Aaron Taylor-Johnson , Chloë Grace Moretz , Christopher Mintz-Plasse , Claudia Lee , Jeff Wadlow , jim carrey , kick ass , kick ass 2 , Nicolas Cage , アーロン・ジョンソン , アーロン・テイラー=ジョンソン , キックアス , キックアス2 , キック・アス , キック・アス2 , クロエ・グレース・モレッツ , クロエ・モレッツ , ジェフ・ワドロウ , ジム・キャリー , ニコラス・ケイジ Posted in スタッフ 水野 | Kick-Ass 2 は コメントを受け付けていません
月曜日, 7月 1st, 2013 | Permalink
エーブックスタッフの水野です。
ティム・バートン 監督とジョニー・デップ の映画『ダーク・シャドウ』 を見ました。
ティム・バートンとジョニー・デップのコンビの作品は『シザー・ハンズ』『エド・ウッド』『スリーピー・ホロウ』『チャーリーとチョコレート工場』『コープス・ブライド』『スウィーニー・トッド』『アリス・イン・ワンダーランド』と本当に名作揃いです。
ファンタジー色の強い世界観に、独特の悪趣味なホラーテイストが混ざり合い、見れば一目でバートン×デップだと分かる画が特徴です。
一応、僕は一通り見ているのですが、正直このコンビの映画はもういいかな~って若干飽きていたこともあり、期待はあまりしていなかったのです。
ですが、ある日偶然テレビのチャンネルをザッピングしていたらwowowの放送映画コマーシャルが流れており、何気なく見ていたらこの『ダーク・シャドウ』が宣伝され、そこでT.REXのGET IT ONが掛かり、まさにT.REXのようなポップで軽快なロックを久しぶりに聞きたいな~というような気持ちで、この映画を近所のレンタルビデオ屋さんで借りてきました。
あらすじ
1752年、イングランドはリヴァプールのコリンズ一家が北アメリカに渡った。
息子のバーナバスは裕福なプレイボーイに育ち、
メイン州コリンズポートの町でコリンウッド荘園の所有者となった。
だが彼は魔女を失恋させてしまったことでヴァンパイアにされ、生き埋めにされてしまう。
それから2世紀後の1972年、バーナバスは偶然棺から脱出するが、
かつての自分の土地は荒れ果て、子孫たちも落ちぶれていた。
VIDEO
今までありそうでなかった”吸血鬼 “がテーマとなっているのですが、
これこそ、This is Tim Burton!!! といった感じで、
この二人の映画以外ありえない、といった感想を抱きました。
主役の吸血鬼バーナバス・コリンズ 演じるジョニー・デップ は”かっこいいけどどこか間抜け”といったような役柄が多いのですが、今回はそういったジョニー感はなく、ただひたすら吸血鬼バーナバスになりきっていたように感じられました。
近年、アメリカではイケメンの吸血鬼が流行しているようですが、何というか正統派のイケメンではない(と僕は思っている)ジョニー・デップが、まさにオーソドックスな、昔の漫画のような、美しいというより不気味な吸血鬼を演じており、吸血鬼映画好きな僕は嬉しかったです。
そして、見終わった後に印象に残ったのが、出演していた女優陣の美しさです。
ヒロインのヴィクトリア・ウィンターズ とジョゼット の二役を演じる、ベラ・ヒースコート はおそらく初見だったのですが、むちゃくちゃ可愛い。特典映像でティム・バートンが「ベラはどこか不気味さを持っている」と言っていたのですが確かに若干、白目に対し黒目の割合が大きく、黙っていると少し怖い印象を受けそうですが、何だかそこがまた可愛いのです。
悪役(?)の魔女アンジェリーク・ブシャール 演じるエヴァ・グリーン も文句なしの美人。
ダニエル・クレイグ主演の『007 カジノ・ロワイヤル』でボンド・ガールを演じており、その時はどちらかというと大人しく落ち着いた感じのイメージだったのですが、今回は180度違い狡猾で大胆な、セクシーな魔女を演じています。
主人公バーナバスの子孫にあたるエリザベス・コリンズ・ストッダード を演じるのはベテラン、ミシェル・ファイファー 。
彼女はティム・バートンの映画では昔、『バットマン・リターンズ』にてセクシーなキャットウーマンを演じていたのが有名ですが、今回彼女は、強く美しいが少しヒステリックなお母さん役を演じております。老けましたが、あの美しさは健在でした。
その娘キャロリン・ストッダード を演じるのは、クロエ・グレース・モレッツ 。
彼女は『キック・アス』という映画で、ちびっ子ながら放送禁止用語を連発しながら銃を連射するというムチャクチャなスーパーヒーローを演じていたことがすごく印象的でした。
その時はまだほんの小さな少女だったのですが、今回はしっかりとロック好きでビッチな不良ティーンを演じており、『キック・アス』から約二年しか経っていないというのに、この子こんなに大きかったっけ?と驚きました。
そして、何よりむちゃくちゃ美人になっていて、すっかり成長してセクシーになっていたのが驚きました。
酒びたりの精神科医ジュリア・ホフマン 博士を演じるのは、ティム・バートンの実質的な妻であり、彼の映画の常連であるヘレナ・ボナム=カーター は安定のブサカワ。
役柄のせいか、というより彼女も老けたことが大きいですが、ロック顔でどちらかというとカッコいいイメージの彼女もすっかりオバサンキャラが板についてきました。
ジョニー・デップは、ティム・バートンの映画の中で、彼女を色んな方法で幾度となく殺しているのですが、特典映像のインタビューで、ジョニーが「何故ティムは自分の妻を僕に殺させたがるのだろう」と冗談交じりに話していたのですが、確かに何故だろう。
・・・とつい長くなってしまい、あまり書くと僕の女性の好みの話になってきそうなので、この辺にしておきます。
ストーリーも分かりやすく、ツッコミどころは多いですが、一応、家族愛 がテーマとなっており、僕としてはこれはコメディ映画ではなくラブ・ストーリーだと思いました。
単に男女の恋愛ではなく、もっと大きな意味での愛の話です。
愛と呪いは表裏一体だと改めて、そして分かりやすく感じさせられました。
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