先日入荷した本です。
HGウェルズのSFの名作「宇宙戦争(宇宙せんそう)」の絵本です。
偕成社から昭和44年に発行。
イラストは山本忠敬になります。
ウェルズといえば、空想科学小説の大家。
現代では当たり前となっているタイムマシン、透明人間、蛸の形をした火星人、細菌兵器という概念を生み出した人でもあります。
この絵本では火星人が来襲し、地球が乗っ取られようとしていたのですが、火星人たちが地球の伝染病によって全滅してしまうということになっています。
イラストはとても子供向けとは思えない雰囲気がありますよ。
そして、同時に入荷しだのはこちら。
「白昼の死角」などで知られる高木彬光が書いた「宇宙戦争」。
えっ?宇宙戦争といえばウェルズでしょう。
昭和32年、同じ偕成社から発行されています。
中を見てみても、どこにもウェルズという言葉がありません。
盗作?
いやいや、この頃は翻案ということで、翻訳とも違う、海外の小説を元にオリジナル作品が発表されていたのです。
内容はだいたい同じ。
火星人が攻めて来て、最後は伝染病で死滅してしまうというものです。
挿絵も雰囲気があっていいですよ。
昭和40年代以前の児童文学、絵本、高価買取いたします。
本日も買取のお電話を沢山頂き、ありがとうございます。
明日は山梨方面での買取を予定しています。
中央道で山梨に向かう予定をしていますので、岐阜、長野、山梨で買取ご希望の方がございましたら、ご連絡ください。
買取する古本屋エーブックは今日も元気に出張買取中です。