オバケのQ太郎はご存知と思いますが、飼い主?である正ちゃんこと大原正太との出会いはご存知でしょうか?
オバケのQ太郎の第一回の連載は週刊少年サンデー1964年2月2日号。

友達と竹やぶで忍者遊びをしていた正ちゃんが大きな卵を発見。
割ってみたところ、中から出てきたのがオバケのQ太郎だったというのです。

まだ生まれたてのQ太郎はキャラが定まっておらず、頭に毛が8本。
コマによっては10本以上もある時もあり、そこから薄くなって3本になったようです。
忍者遊びで、Q太郎は大活躍。
正ちゃんの消える術などを使って正ちゃんを手伝います。
ハチャメチャな活躍に正ちゃんは困り顔でしたが、これで打ち解け、家に住み込むことになったのでしょうか。
第一回ではそこまで描かれていません。
しかし、驚いたのはこの時のオバケのQ太郎は藤子不二雄とスタジオゼロが作者となっており、当時のスタジオゼロには赤塚不二夫や石森章太郎がいて、彼らも作品作りに参加していたこと。
背景は赤塚不二夫、キャラを石森章太郎が描いていたという話もあります。
オバQことオバケのQ太郎という少し不思議な名前は、たまたま藤子不二雄がスタジオゼロの事務所に通うのに小田急を利用していたからだそうで、オダキュー、オバキューになったとか。
ただし、安部公房の小説にQが出てきて、かわいいから採用したという話もあり、どれが真実かはわかりません。
藤子不二雄は実は別々の作品作りをしていて、合作となったのはこのオバケのQ太郎が最後だとのこと。
ちなみに私も1964年生まれ。
オバケのQ太郎は2月、私は5月なので、同じ年だけど学年はひとつ上ってことになるようです(笑)
週刊少年サンデー1964年3/15号 6話目となるオバQはこちら。

オバケのQ太郎はこの当時人気がなく、しばらくして打ち切りになったとか。
そんな苦労もあったのか、オバケのQ太郎の頭は髪の毛4本に減毛しています。
初期の飛行スタイルはこちら。
足がなく、オバケっぽい飛び方になっていますね。

1965年になると現在と同じ、飛ぶ時も足が出ていて、正ちゃんを乗せています。
あっ、髪の毛も3本になっていますね。
