エーブックスタッフの小笠原です。現在当店では、世界美術大全集　東洋編　全18巻を積極的に買取中です。

我々の心をつかんで離さない芸術作品。その価値はお金では測れないものがあります。

東洋と西洋では、美術に対する考え方が違うそうです。気候の変化が激しく自身も台風も多い日本をはじめとする東洋では「自然と共生」がテーマとなることが多いのに対して、気候が穏やかで自然災害が少ない西洋では「自然を支配する」ことがテーマになることが多いそうです。

このあたりは文化の違いが明確に出ていて面白いですね。このことについて研究すれば、それだけで一冊の分厚い本が出せそうです。

さて、世界美術大全集は、そんな「自然と共生」がテーマとなった東洋の美術文化についてまとめられた一冊です。古代の中国、朝鮮はもちろん、インドや東南アジア、さらには西アジア、中央アジア、イスラム諸国まで、東洋すべての美術作品についてまとめられた一冊です。

東洋の美術文化についてこれだけ詳しくまとめられた書籍は、非常に珍しいです。美術史を本気で学びたいのなら、必携の一冊と言えるでしょう。

エーブックスタッフの小笠原です。現在当店では、ラリークラーク写真集を積極的に買取中です。

ラリークラークの反省は波瀾万丈に満ちたものでした。子供のころは母親の仕事を手伝う孝行息子だったようですが、思春期を迎えるとアンフェタミン（覚せい剤の一種）を友人と打つようになり、さらにはその様子を写真に収めるようになったそうです。

そのためか、彼の写真集には薬物、未成年の性行為、暴力などといった社会のアンダーグラウンドに迫るものが多いようです。「ラリークラーク写真集」の表紙も注射器を持った上半身裸の男性が飾っており、中身の写真も反社会的と言われても仕方のないような作品で埋まっています。

戦後アメリカの闇の部分について深く鋭く切り込んだ一冊であり、写真集としてはもちろん、近代・現代詩の資料としても高い評価を得ているこの一冊。

現在はその高い需要に供給が追い付いておらず、大変困っております。もしご自宅にこの一冊を眠らせている方がいらっしゃいましたら、どうぞ当店にお持込みください。

エーブックスタッフの桐谷（きりや）です。

現在『樹木大図説　全4巻』を積極的に買取させて頂いております。

『樹木大図説　全4巻』は造園研究家であり、東京農業大学の名誉教授でもあった上原敬二の著書。
彼は日本の造園学の創始者として名が知れています。

1889年に生まれ、東京帝国大学農学部林学科、大学院で樹木学、造園学、森林美学、建築学など樹木の育て方から使い方まで、樹木に関する様々な分野を学びました。

樹木に関する本や図鑑は、木の特性や育ち方、適した環境、外観、木目、材木としての活用方法など基礎のものに関する記述がされているものが多い。

本書では樹木そのものに関する事柄だけではなく、正式名称とは違い、親しまれている呼ばれ方や詩や歌に登場する場面に関してを記述するなど、樹木に関するサブカルチャーまでが書かれている上原敬二の樹木に対する愛情が詰った本となっております。

自分が好きな木は他にどんな人物が興味を持ちどんな使われ方をしているのか知るだけでも楽しめ、新たな発見ができる魅力ある内容の本です。

『樹木大図説　全4巻』は手に入りにくくなっている貴重な本です。
ご自宅に眠らせているものがありましたら、お譲り頂けないでしょうか。
出張買取、メール査定も行っていますので、気軽にお問い合わせ下さい。

エーブックスタッフの三宅です。
現在、エーブックでは三省堂から刊行された「金田一京助全集　全15巻揃　三省堂」の買取に力を入れております。

「金田一」という姓を耳にすると、横溝正史が生み出した名探偵「金田一耕助」や、その名探偵の孫という設定を持つ主人公が活躍する「金田一少年の事件簿」などをイメージされる方が多いのではないでしょうか？
その名探偵「金田一耕助」の苗字は、日本を代表する言語学者、国語学者である「金田一京助」からとられたものだと言われています。
また、司馬遼太郎氏は、自著「オホーツク街道（街道をゆく３８）」の中で、金田一京助氏について、大変詳しく紹介しており、金田一氏の人柄に触れる入り口として、大変優れた文章となっています。

司馬遼太郎、横溝正史をはじめ、数多くの小説家や評論家、言語学者などに多大な栄養を与えた金田一京助氏ですが「金田一京助全集」では、そんな氏の全業績が網羅されています。
金田一京助氏は、言語学・国語学・民俗学など、幅広い分野において輝かしい業績を残していますが、同時にフィールドワークの先駆者でもあり、北海道・樺太において実施された現地調査によって形作られた、アイヌ語・アイヌ文化に関する研究は非常に高く評価されています。
「金田一京助全集」では、これらの研究成果や言語学に関する業績のみならず、親友であった石川啄木に関する評論（第13巻）なども収められています。

この貴重な研究成果の詰まった「金田一京助全集　全15巻揃　三省堂」を、エーブックでは高価買い取り中です。
出張買い取りやメールでの査定も行っておりますので、是非、お気軽にお問合せ下さい。