Archive for 5月, 2013
月曜日, 5月 27th, 2013 | Permalink
こんばんは、エーブックスタッフの水野です。
先日、マット・デイモン主演のアクションサスペンス映画、ボーンシリーズを一気に見ました。
といっても、外伝(新シリーズ?)的な4を除く、マット・デイモンが出ている1~3までです。
第一作目の『ボーン・アイデンティティ』は昔見たことあったのですが、ほとんど内容を覚えていなかったため、また1から見直しました。
以下、ボーンシリーズの概略です。(wikipediaより)
『ボーン』シリーズは、作家のロバート・ラドラムが創造した、心因性健忘に苦しむ架空の元CIA暗殺者、ジェイソン・ボーンを主役としたスパイ映画である。
脚本はそれぞれ、ラドラムの3冊の小説を原作としており、ジェイソン・ボーンを演じるのはマット・デイモンである。
第1作『ボーン・アイデンティティー』(2002年)はダグ・リーマン、
第2作『ボーン・スプレマシー』(2004年)と第3作『ボーン・アルティメイタム』(2007年)はポール・グリーングラスが監督し、
第4作『ボーン・レガシー』はトニー・ギルロイが監督し、
4作品すべての脚本にギルロイが参加している。
本シリーズはCGIを用いたものが増えた近年のアクション映画とは対象的にリアリズムを重視していることで有名である。
以下は、あらすじです。
嵐の夜、地中海上にてある漁船が海上で男性が浮かんでいるのを発見し、これを救助する。
男は背中に2つの弾痕を負い、さらに記憶を失っており、唯一の手掛かりは皮膚の下に埋め込んであったマイクロカプセルが示すスイス銀行の口座番号であった。
さっそく男は銀行へ向かい、番号が示す貸金庫を開けると、そこで自分の顔写真が貼られたパリ在住の「ジェイソン・ボーン」名義を始めとした、それぞれ名前の違う6個の偽造パスポート、大量の札束、そして一丁の銃を見つけた。
こうして記憶喪失のジェイソン・ボーンは自分が何者かを知るために動き出すのであった。
この映画の見所はやはり、CGに頼らないアクションでしょう。スピーディで、パワフルで、見ていて気持ち良いのです。
このすっごく爽快なアクションシーンというのは、演出も勿論良いのですが、役者のアクションそのものもすごいのです。
本当に強そうですし、本当に痛そうです。
こんな人間に襲われたら、こっちがいくら拳銃持っていようが、一溜まりもないなぁと思わせてくれるのです。
三作目(ボーン・アルティメイタム)の暗殺者と戦うアクションシーンが本当にすごくて、僕はこのシーンが一番好きでした。
普通の映画にしたら、一つ(ワンシーン)の戦いでこんなに尺使うか?というくらい長いのですが、本当に強い二人のバトルなので、どちらもタフですし、拳銃を使わずに殴り合いなので、そうあっさり決まらないのです。
そこに一人守らなければいけない女もいるものですから終始ハラハラさせられるのです。
そしてストーリーも良かったです。
本当に謎が謎を呼ぶストーリーですので、一つバラすと次もバラさなくてはいけなくなるので、伏せておきますが、良かったです。
張りに張った伏線も、ちゃんと全て回収しており、サスペンスとしても良く出来ていました。
真正面からすごいアクションサスペンス映画を見れた気がして良かったです。
主演のマット・デイモンにとって、このボーンシリーズは今のところ彼にとっての代表作でしょうし、おそらく彼の役者人生を代表するシリーズになることでしょう。
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月曜日, 5月 20th, 2013 | Permalink
エーブックスタッフの水野です。
先日、井上雄彦の『バガボンド』の35巻が発売され、早速買ってきて読みました。
15年続いてきた連載ももうすぐ終わりを迎えそうなのですが、ここに来て、こりゃもう一山挟むのかな?と思いました。
雨が降ると川の水が溢れ、浸水してしまう不毛の地を開拓するべく、武蔵が、身寄りのない少年の伊織と一緒に奮闘します。
柔らかく、自由で、そして力強い『水』を、小次郎の剣に例え、その水と戦います。
昔からですが、より一層、精神論のような話になってきてなかなか話が進まないのですが、相変わらず続きは気になりっぱなしです。
バガボンドは中学の頃に読み始め、気付けばもう10年近く追って読んでいます。
吉川英治の『宮本武蔵』を原作とした漫画なのですが、キャラクターたちがかなり色付けされております。
僕は、原作は読んでいないのですが、昔大河ドラマでやっていたのを見ていました。

出てくるキャラクターたち全員が魅力的なのです。
宮本武蔵は、若い頃は悪童や鬼の子と呼ばれ、野蛮な限りを尽くしており、イメージ通りなキャラクターだったのですが、物語が進むと精神的に成長し、哲学的な人物になっていきます。
対する佐々木小次郎は、傲慢で少しキザでナルシストのようなイメージがあったのですが、バガボンドでは、無邪気で、子どものようであり、女性のような風貌をした美青年。そして、聾唖であります。
他にも武蔵が道場破りに入った京都の剣術の名門、吉岡家の一門も曲者揃いです。
当主である長男の吉岡清十郎は、女好きの小柄な美剣士。剣術よりも酒や女が好き。しかし、いやらしさはないのです。原作ではかなり傲慢な感じのようですが、バガボンドでは、傲慢というよりワガママな少年。稽古などほったらかし、色町ばかりほっつき歩いております。しかし、剣の腕は超一流。
弟の吉岡伝七郎は、兄とは対照的でまさに剣の鬼。原作では厳格な兄に対する、温和な弟、のイメージですが180度違い、遊んでばかりいる兄を憂い、日々稽古に明け暮れており、一門を侮辱した武蔵に勝つ!と燃えているのです。
顔が先日、国民栄誉賞を受賞したゴジラ松井です。
他にも、武蔵の幼馴染であり、元々は唯一、武蔵の相手を出来るほどの剣の腕前であったが、臆病な性格から嘘と女と酒に溺れていくという、(人間離れした武蔵や小次郎たちとは違い)最も人間らしさを持った本位伝又八。
武蔵に想いを寄せる幼馴染、おつう。
吉岡十剣から、吉岡兄弟亡き後、武蔵に徹底した復讐を誓う策士、植田良平。天狗と謳われる祇園藤次。
無邪気でただ命のやり取りを欲する槍の名手、宝蔵院の胤舜。
昔、武蔵に殺された盗賊の弟であり、死神と謳われる鎖鎌の名手、宍戸梅軒こと辻風黄平。
柳生新陰流の後継者、柳生兵庫助。その祖父、天下無双と謳われた柳生石舟斎。
小次郎の親友、草薙天鬼。小次郎の兄弟子、伊藤一刀斎。関ヶ原の西方の残党、猪谷巨雲。
など、語りつくせないキャラクターでいっぱいです。
バガボンドは主に、
三章からなっており、1~13巻が『宮本武蔵編』、14~20巻が『佐々木小次郎編』、そして21~現在が『地上最強編』と分けられております。
僕が好きな戦いは、猪谷巨雲と佐々木小次郎の戦いです。どちらも疲労の限界に来ており、ただ目の前に現れたから戦う、という最悪の状況から、最期にこんな強い男と出会えた喜びという “得難き日” に変った瞬間が鳥肌ものでした。
バガボンドの36巻の発売は、2013年秋の予定です。今から楽しみです。
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日曜日, 5月 19th, 2013 | Permalink
1946年といえば昭和21年。戦争が終焉してからちょうど一年後に発行された科学の友が入荷しました。
科学好きの青少年の気持ちを刺激するような記事が多数掲載されています。
その中で私が気になったのは裏表紙の明日の通信という図入りの特集。
昭和21年当時、未来の通信がどうなっているのか、予測していたもので興味がわきます。

ケータイ電話について書いてありますが、電話機は大きく出始めの80年代のもののようです。
留守番電話は、テープに記載されて出てくるというイメージです。
録音というものが出来るとは予想されなかったみたいですね。
電話で喋る言葉をそのままタイプする印字電話機というのが紹介されていますが、これは音声入力ということになるのでしょうか。
私としては、絵のゴルフバックを持たせかけているボックスが何をするものか気になります。

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金曜日, 5月 17th, 2013 | Permalink
週刊明星71年21号が入荷。
表紙は結婚したばかりの石坂浩二と浅丘ルリ子。特集もです。
私が気になったの記事はその次のグラフ「歌謡界のアウトロー」ヤングエイジに大受けのフォーク&ロックのヒーロー。
60年台後半、隆盛を極めたグループサウンズも終焉。人気グループも様々な理由で解散をしていた頃だと思われます。
紹介されているのは鈴木ヒロミツが所属していたモップス。
南こうせつとかぐや姫。
あれっ? 写真を見ると南こうせつ以外は見慣れない人。名前が紹介されていましたが、伊勢正三と山田パンダではない二人。この後、メンバーチェンジがあったんですね。
次がピッグ。
こちらのメンバーは沢田研二、萩原健一、大野克夫、井上堯之、大口宏司、岸部修三。タイガース、スパイダース、テンプターズなどグループサウンズの中心を担っていたメンバーが顔をそろています。
確か、あまり長続きしなかったような気がしますね。
続いて掲載されていたのが、ジローズとシローとブレッドアンドバター。
シローとブレッドアンドバターはブレッドアンドバターの兄弟に岸部シローが加わって活動していたようです。そんな時期があったとは知りませんでした。
いずれにしろもう42年も昔の話です。



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木曜日, 5月 16th, 2013 | Permalink
時代を映すベストセラーだけは目を通しておこうと心がけています。
古本屋さんには、ベストセラーだけは読みたくないという方もいますが、私は真逆。
とりあえず読んでおきたいのです。
しかし皮肉なもので、古本屋になるまではかなりの読書量を誇っていたというのに、古本屋になって、身近に本が沢山あるようになった途端、時間がなくなり、本を読まなくなってしまいました。
しかし、最近、買取にも余裕が出てきて、お客様からおすすめの本などを聞くようになってから、俄然読書欲が回復。
最近は毎日、必ず時間を割いて本を読むようにしています。

本日読了したのは「海賊と呼ばれた男」上下巻。作・百田尚樹さんです。
出光興産の創始者、出光佐三の一生を描いた小説ですが、商いをしているものにとっては、商いにとって重要なことを教えてくれるバイブルでもありました。
買取の際、この本、よろしければオススメの本、教えてくださいね。
買取する古本屋エーブックは今日も元気に出張買取中です。
Tags: 海賊と呼ばれた男出張買取
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