旅が好きです。
世界で旅した国は80カ国以上。
古本の仕事をしているのも、いろいろな人や本と出会え、旅気分が味わえるからということもあるかもしれません。
遠くに行くだけが旅でもありません。
家の近くの空き地の隙間に花が咲いているのを見つけるのもある意味、私にとっては旅。
気持ちに余裕がないと美しく咲いている花さえ見つけられないものです。
さて、そんな私ですので、とにかく知らない世界に行くのが好き。異文化が好きということで、ドキドキできるところをいつもさがしています。
先週土曜日に行ってきたのは毎日オークション。
美術品の日本最大級のオークションハウスです。
私の世界のかなり近くの世界ではあるのですが、実際はかなりの距離があります。
ひとつ、旅気分で見学させてもらおうかと思い、思い切って行ってみることにしました。
もちろん、何か仕事に役に立てること。
例えば、お客様から本の買取の依頼を受けた際、美術品の処分の方法をご相談された時などにお話できるかもしれません。
もしかして、将来、私にも毎日オークションに出品したくなるようなモノも入荷するかも。
まぁ、まずは旅人気分で行ってみました。
いやぁ、楽しかったです。
美術館に学芸員の人が歴史やジャンルなどを考え、配置しているのでしょうが、ここでは売るということが前提で美術品(主に絵画、版画など)が並べられています。
それを下見会場では間近で見ることが可能。それだけで興奮です。
名古屋開催ということもあり、高額商品はさほどないかなぁと思ったものの、数百万円の単位のモノはそれなりに出てきて中々のモノです。
草間彌生、村上隆、アンディ・ウォーホルなど、私にも馴染み深い作家の作品も多数出てきて、会場は賑わっていました。
世の中には裁判ウォッチャーという人がいるようですが、オークションハウスウォッチャーというのもいいなぁと思った次第です。
自分が売り買いに参加しなくても、価格があっという間に決まっていく様子はエンタテインメントとして楽しかったですよ。
買取する古本屋エーブックは今日も元気に出張買取中です。