鮮やかで残酷で、何より面白い・・・『野蛮なやつら/SAVAGES』


エーブックスタッフの水野です。
 
オリバー・ストーン監督のスリラー映画『SAVAGES ~野蛮なやつら~』を見ました。
主演はアーロン・ジョンソン(アーロン・テイラー=ジョンソン)。
彼は現在公開されているアメリカで二度目のリメイクとなった映画GODZILLA(ゴジラ)でも主演を務めており、またキックアス・シリーズでも主演を務めているという若手注目株のイケメン俳優です。
 
他にも、一筋縄でいかない切れ者で曲者のギャングにベニチオ・デル・トロ、主人公の相棒でありタフな元傭兵にテイラー・キッチュ、主人公”たち”の恋人にブレイク・ライヴリー、メキシコの麻薬カルテルのボスにサルマ・ハエック、汚職警察官役にジョン・トラボルタ・・・などなど主役級の俳優たちが脇を固めています。
 
 
あらすじ
親友同士のベンとチョンはカリフォルニアのラグナ・ビーチを拠点に、
大麻栽培のベンチャーで成功を納め、優雅に暮らしていた。
しかしある日、2人の共通の恋人オフィーリアが、
メキシコの麻薬密売組織に拉致されてしまう。
ベンとチョンはオフィーリアを取り戻すべく、組織に戦いを挑む。(Wikipediaより)

 
 

 
 
僕はベニチオ・デル・トロのファンで、彼が出ている映画ということで見ました。
彼は今や色んな映画に出ているベテラン俳優ですが、僕の中で、彼が脇役で出演する映画では彼はすぐに死ぬ・・・というイメージがありました。
しかし今回はそんなことはなく、ゲスだけど切れ者という曲者を、イヤらしく演じており、最高でした。
しかし、口ひげをボーボーに生やしており、サングラスをかけており、また髪型もそういう感じで、終始日本人サックス奏者のMALTAにしか見えませんでした。
 
こういう麻薬が絡んだクライムドラマは大抵、物語が進めば進むほど絶望的な気分になって行ったりするもんですが(特に華やかなシーンから始まるものは特に)、この映画はそれ以上に情熱や愛があり、それを感じさせません。
何というか有り余る若さと、ほんの少しの希望があるのです。
恐怖し、戸惑いながらも覚悟を決め、最終的には誰にも止められなくなっている感じがとても良かったです。
映像的にもかっこよかったですし、演出も派手でクールでした。
脚本もベストセラーで、演出も最高にクール、しかし僕は出ている俳優たちが何より魅力的に思えました。
これだけ色んな個性的な俳優を使っておりながら、誰一人としてその個性を余らせておらず、ちゃんと全員が全員、魅力的なキャラクターになっているのには驚きました。
 
僕はこの映画を見終わった後、一人でニヤニヤしてしまい「いや~、なんか面白い映画見たな~、この映画好きだな~」と思えました。
 

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