音楽を売るとは?


あけましておめでとうございます。
エーブックスタッフの水野です。
今年もよろしくお願いします。

先日、生まれて初めてクラブで年越しをしました。
今までは友人たちと飲みながら年越ししていたのですが、
今回はその友人たちが忙しいということでスケジュールが空いた僕は、
他の友人に連れられてクラブに行くことになったのです。

今まで僕はクラブ特有の体育会系というかお祭り的なテンションが苦手で、
そんなに出入りしていたわけではないのですが、楽しかったです。

club snoozer企画のイベントでDJは田中宗一郎と田中亮太でした。
snoozerはもともと音楽雑誌であり、本屋で見かけたことのある人も多いことでしょう。

元『rockin’on』副編集長の田中宗一郎が創刊当時から編集長を務めた。隔月刊。
隔月刊誌であるという事情もあるが、恒期的に発行される日本の音楽雑誌の中では1、2を争うボリュームを持つ。
寸法の大きい誌面ではサイズの大きい写真と、文章量の多いインタビュー記事が特徴。
編集部の事情により、たびたび発売日が遅れる。
また、毎号ページ数が大きく変わることも特徴。
(ページ数が多い号も少ない号も、定価は変わらない)
基本的に編集長である「田中宗一郎による田中宗一郎の雑誌」というスタンスをとっているため、編集員は時期によって大きく変化する。
また、記事によってそれに沿ったライターを招聘・起用することも多い。
2011年6月発行の8月号(第86号)で“終刊”。

(wikipediaより)

snoozerは何となくオシャレなイメージで、少しマニアックで、
田中宗一郎のレビュー文がすごく独特な印象があります。
表紙もファッション雑誌のようで、デザインが凝っていたイメージがあります。

snoozerをはじめ、現在音楽雑誌はどんどん廃刊になっており、
本屋でも音楽雑誌コーナーがかなり縮小されました。
かつてのその位置には現在、音楽人気が下がる一方、反比例するかのように人気が出た韓流系の雑誌コーナーが展開されているところがほとんどです。

雑誌もそうですが、その雑誌で紹介するCDですら今は売れない時代です。
日本ではCDを売るため、特典を付けたり、あの手この手で必死であり、
CDが特典なのか、特典がメインなのか、分からなくなってしまうほどです。
近い将来、CDはアーティストの物販(グッズ)扱いになるだろう、といわれているそうです。
音楽を売る商売は限界であり、今あるのは音楽”も”使った商売なのかとも思います。
 
それと関係ある話かは分かりませんが、
海外のインディーズバンドの間では、CDよりカセットという媒体が復活してきているそうです。
日本のインディーバンド(特に洋楽よりのバンド)もカセットで自主音源を出したりしています。
その理由は僕には分かりませんが、
音楽界隈の人たちの間では、物を売るという感覚が少し変化してきているのかもしれません。
インターネットが今や市民のものになり、音楽もCDのデータとして扱われるようになり、
店に行って物を手に取らないでも、買い物が出来るという時代に少し飽きが来ているのかもしれません。
 
また音楽を作る環境も進化していき、どんなに音痴な歌手でも編集でピッチ(音程)を直すことが出来ますし、それもプロに限ったことではなく、素人でも機材とソフトさえ買えば、それは可能です。
またそんなことしなくても、インターネット上で自分のカラオケを配信し、歌手を自称することが出来てしまう世の中です。
 
音楽でも特にロックというものが反抗的なのは、本能的であり原始的であるからだと思います。
ボーカルが叫んでいたり、ギターの音が歪んでいたり、ドラムは文字通り叩いている姿が反抗的なのは、本能的であり原始的であるからなのです。
ロックとは元々そういう姿勢の文化なのですから、
カセットに録音ボタン一つで、ダイレクトに音を叩き込むという原始的なことに回帰しているのかもしれません。
何もパソコンと睨めっこしてちまちま音楽作るのではなく、
「そこで鳴った音だけがその音楽」という分かりやすさが、カセットにはあるのかもしれません。

かなり話が脱線してしまいました・・・し、着地点も見えません。
とにかく、それほど音楽が売れない時代ですから、音楽雑誌もそれ以上に大変なことでしょう。

でもそんなご時勢でも、大晦日のクラブは人で溢れ返っているのですから不思議です。
といってもやはり常連やその周りの身内がほとんどのようで、(もともとクラブとはそういうところなのかもしれませんが)シンプルに音楽を楽しみにきている人は少なかったのかもしれません。

インターネットの普及により色んなものの入り口が広がり、敷居は低くなっているはずなのに、どこもいまいち窮屈に感じられるのは気のせいか。
難しかったことが簡単に出来るようになったのはいいことですが、
それと同時に簡単で当たり前なことがどんどん難しくなっている気もします。
 

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