蜷川実花写真集にキュートを教えられる。


突然ですが、蜷川実花の撮影した写真が好きです。
蜷川実花は御存知の方も多いと思いますが、演出家蜷川幸雄の娘。
やはり幼少の頃から芸術に接する環境にあった人はそもそものセンスが違うなぁと考えてしまうのは、庶民のヒガミかもしれません。
蜷川実花の写真の特長はなんといっても、そのカラフルさ。

バックに赤、青、黄色などの原色に近い色がいっぱい並び、被写体の服装もカラフルです。
女性から見た「かわいい」「かっこいい」「キュート」というのはこういうのかと思わされます。
切り取る表情も男のカメラマンとは違いますね。
性の対象として見てないと言えばいいでしょうか。
ギラギラと異性としてカメラを構えていなぁと思うのは加納典明ですが、これは見ていてツラくなることがあります。
好きなのは、ベタですが、篠山紀信ですね。
男性が思う美しくかわいい女性を切り取っています。
生意気ですが、安心して見られるという感じがします。
でも、本当に好きなのは荒木経惟かもしれません。
もう、人間が一番、油断しているところを切り取ってきて、そこに美を見出すと言えばいいでしょうか。
見ないようにしていた部分を見せられる。
篠山紀信のシャッターとシャッターの間にシャッターを押している気さえします。

なんてことを考えながら、いつも入荷する写真集を眺めて楽しんでいます。

荒木経惟、篠山紀信、蜷川実花の写真集買取します。
買取する古本屋エーブックは今日も元気に出張買取中です。

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