古本の市場には様々なジャンルの本が出品されています。
アダルト、コミック、小説、実用書、写真集、雑誌、辞典、図録、全集などなど。
ジャンルごとにまとめてひとつの商品となっている方が買う方も買いやすいので、そうなっているのが普通です。
小説と一口にいってもミステリーもあれば児童文学もあります、時代も色々ですので、いかに細かく分類してくるかが出品者の仕事であり、腕の見せ所でもあります。
もろちん、お客様から買取させて頂いたまま出品すると自ずとジャンルはまとまっているものです。
さて、ジャンルといえるかどうかわかりませんが、古本の市場でよく出ていて人気があるのが、古本・古書の研究や古書店について書かれたものです。
考えたら、私達のお客さんは古書が好きな方たちですので、そういった本が人気なのは当たり前ですし、私達古本屋からしても勉強になるので人気です。
先日もそんな口を3つ落札し、読んでいます。
その内の一冊が、横田順彌著の「古書狩り」。
てっきり、横田順彌がどんな古書を集めてきたかというエッセイかと思っていたのですが、小説。それも横田順彌といえばSF作家です。
収録されている9つの短編の最初で、いきなり古書好きが乗じて殺人が起きます。
かと思えば、奥付の検印紙にまつわるドラマがあったり、古書店店頭で起きたミステリーがあったり。おっと今度はタイムスリップ、パラレルワールド、猟奇殺人事件・・・とやりたい放題でした。
いけませんね。これから読まれる方にネタバレしまくりです。
エンタテイメントとして純粋に楽しめるのですが、更に私のような古本屋からすると、古書店に通う方たちの情熱やドラマがわかるのが何より勉強になります。
神保町界隈にはそういうことを目的に通う方がいるのかぁという感じです。
あらゆるジャンルの本の買取をしています。
明治時代、大正時代、戦前の本も出張買取しています。
戦前のものに関しては、地図やチラシなどでも高い評価をさせて戴くことがありますので、是非、ご相談ください。
買取する古本屋エーブックは今日も元気に出張買取中です。
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