ワールドミュージック・アルゼンチン代表、フェデリーコ・アウベレ


エーブックスタッフの水野です。
 
明日7/14の4:00から、ワールドカップ2014の決勝であるドイツvsアルゼンチンの試合が行われます。
僕はサッカーに関してほとんど無知で、サッカー好きの父親と住んでいた時は一緒に見たこともありましたが、今は全くです。
今回のワールドカップも日本vsコロンビアの試合だけテレビ(しかも再放送)で見たくらいです。
しかし、なぜか試合結果だけは一応追って確認しており、決勝がヨーロッパ対決(オランダvsドイツ)になるのか、南米対決(ブラジルvsアルゼンチン)になるのか、それともヨーロッパvs南米になるのか、気になっておりました。
それで決勝がドイツvsアルゼンチンに決まり、僕の中でサッカーと関係のないことで小さな盛り上がりがありました。
 
 
サッカーに関して無知な僕が、国の名前を聞いて思い起こすのはその国のミュージシャンのこと。
ドイツにはいろいろな有名なミュージシャンやバンドがいます。
今やドイツの文化人(らしい)ブリクサ・バーゲルト率いる鉄筋前衛ノイズ音楽バンド、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン。
日本人アーティストであるダモ鈴木が在籍したサイケ、プログレ、アヴァンギャルド系バンド、CAN。
奇声とオペラ風ファルセットを多用し、奇抜なメイクとエキセントリックなキャラクターで美人を台無しにすることで有名なニーナ・ハーゲン。
こう考えると何だかちょっとアヴァンギャルドな人が多いな。
ワールドミュージックを聞くようになってからは、僕の中でドイツといえば、シャンテルやロベルト・ショコらが作り上げたバルカン音楽、ジプシー音楽をダンスミックスした『バルカン・ビート』と呼ばれる音楽のイメージがあります。
 
 
一方、アルゼンチンといえばアルゼンチン・タンゴ。
そのアルゼンチン・タンゴというジャンルに括られるのかは分かりませんが、最近ハマっているのがフェデリーコ・アウベレというミュージシャン。
前置きが長くなりましたが、今回は書きたかったのはこのフェデリーコ・アウベレ(federico aubele)についてです。
フェデリーコ・アウベレはアルゼンチン出身のシンガーソングライターです。
今年で40歳ですが、27,8歳に見えます。ルックスもイケメン。
日本ではあまり知られていませんが、アルゼンチンでは有名のようです。
アウベレのCDを始めて聞いたとき、その良さに気付くまでに少し時間がかかりました。
というのも、今まで僕が聞いてきた音楽に比べ、彼の音楽はちょっと大人過ぎたのです。
なんというか、今まで聞いたワールドミュージックはノリが良かったりビートが効いていたり、またメロディがエキゾチックだったりと、比較的聞きやすいものが多く、またワールドミュージック以外でも(主に色々聞いたロックミュージックですが)どちらかというと分かりやすいものの方が好きな傾向がありました。
 

 
アウベレの音楽を友達から初めて聞かせてもらった僕の最初の感想は「何かエマニエル夫人みたいだな」というくらいでやはりその大人過ぎる音楽に一発でハマるということはありませんでした。
しかし、繰り返しCDを聞いていると一つ発見したことがありました。
「もしかしたらこれは昭和歌謡なんではないだろうか?」
僕はワールドミュージック、ロックの他に昭和歌謡も好んで聴いているのですが、その昭和歌謡と共通するような音楽性があると思ったのです。
森進一や五木ひろしや野口五郎などのムード歌謡に似ているのです。
日本の昭和歌謡は、ビートルズなどのロック、ポップスサウンドが輸入される前は、ラテンミュージックの影響があったといわれているみたいです。
コード進行などもラテンミュージック的なものが多いですし、そこに古くからの日本民謡のコブシのようなものを加えたのが演歌だったりするのでしょう。
といっても、僕が好きな昭和歌謡は、郷ひろみや沢田研二、山本リンダやピンクレディーやキャンディーズ・・・といった分かりやすいもので、ムーディな渋い大人の世界の歌謡曲は特に・・・って感じでしたので、この昭和歌謡との共通点がアウベレにハマるきっかけになったワケではありません。
  
僕がハマったのはおそらく大好きな映画『モーターサイクル・ダイアリーズ』の影響が大きいでしょう。
あの映画の前半のアルゼンチンの乾いた風や広がる山々といった風景が何とも美しく感じられ、アウベレの音楽にはその美しさがあると感じたからです。
最近僕が南米に憧れるのはこのモーターサイクル・ダイアリーズとフェデリーコ・アウベレの音楽によるものが大きいです。
 

 
アウベレの最新作は去年の8月にiTunesStore(データ)で販売された『5』です。
僕はまだ聞いていないのですが、是非CDアルバムとして発売してほしいです。
1,2曲聴いてみると名盤臭が半端ないです。
 

 

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