にっかつロマンポルノについて調べてみました。DVDなど買取中です。


石原裕次郎、小林旭、吉永小百合といったスターたちを中心とし、日本映画の黄金期を支えた日活がポルノ映画路線に切り替わった理由は経営難から。
昭和46年、1971年、日活はポルノ路線に突入します。
第一弾は小川節子主演の「色暦大奥秘話」と白川和子主演「団地妻、昼下がりの情事」。
ハードなファックシーンが人気で、ヒット作になります。
しかし、ポルノ路線はすぐに大問題に遭遇。
昭和47年、「恋の狩人」ほか3作品がワイセツ容疑で摘発されてしまったのです。
その後も警視庁が映倫にクレームをつけ、一週間で上映が中止されたり、昭和48年の「四畳半襖の下張り(裏張り)」では、タイトルを下張りから裏張りに変えさせられ、15箇所ものカットが要求がされたとか。
ファックシーンのセリフも字幕入りになったといいます。
その一方、「一条さゆり、濡れた欲情」が大ヒット。出演した伊佐山ひろ子がキネマ旬報の主演女優賞を獲得したりと黄金期に突入していきます。

今、手元にある80年初頭のロマンポルノの特集にはロマンポルノ女優10人がセレクトされています。
ご紹介しますと。
中川梨絵 わいせつ罪容疑にも問われた作品に出演。アクが強く、エキセントリックな面もあってアンニュイのムードもみせ、マスコミ嫌いとして有名だったそうです。
小川節子 ロマンポルノ第一号女優。
梢ひとみ 当時の日本人女性としては珍しい豊満な乳房の持ち主。
谷ナオミ SMの女王として名を馳せる。縄目が白い肌にギュッとくいこむ悶絶の表情がたまらなかったようです。
宮下順子 にっかつのエース的存在。男の性欲を拒否しない女の性のやさしさを演じさせたら右に出る女優はいない・・・凄そうです。
片桐夕子 清純な役からスタート、娼婦、ストリッパー、人妻となんでもこなすスーパースター。
田中真理 わいせつ罪容疑に複数かけられ警視庁のアイドルとも揶揄された。
白川和子 日活の救世主。庶民的なマスク、気さくさ、セックスを罪悪視しない演技が人気に。
山科ゆり 細いプロポーションで、芯の強い役をやらせたら右に出るものはいない。
宮井えりな 恥じらいと女の妖しさとみだらさをミックスした眼にファンは多い。

女教師 [DVD]

私としては上記の他に、竹田かほり(桃尻娘)、永島暎子(女教師)、東てる美、志麻いづみ(東京チャタレー夫人)、森下愛子(もっとしなやかにもっとしたたかに)、池波志乃(白く濡れた夏)などが好きな女優さんになります。

日活ロマンポルノ全史―名作・名優・名監督たち

70年代のにっかつロマンポルノには、こんなシリーズがあったそうです。
女教師シリーズ 
団鬼六シリーズ
海人シリーズ
宇能鴻一郎シリーズ
団地妻シリーズ
天使のはらわたシリーズ

などなど。

今のAVも悪くはないのですが、ロマンポルノはただのポルノではなく、その前にロマンとつけたように、愛やドラマがあったように思えます。

にっかつロマンポルノDVD、ビデオ、カレンダー、ポスター、書籍買取します。

買取する古本屋エーブックは今日も元気に出張買取中です。

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