エーブックスタッフの水野です。
アメリカの俳優であるマコーレー・カルキンがバンドを組んだそうです。
映画『ホームアローン』シリーズで知られる俳優のマコーレー・カルキンが、「The Pizza Underground」というパロディーバンドを結成したことが分かった。
この男女5人組のバンドは昨年2月に結成しており、1965年に結成されたアメリカのロックバンド「The Velvet Underground(ヴェルヴェット・アンダーグラウンド)」のパロディーバンドで、現地時間2日にピザのことだけを歌った8分以上のデモ音源をリリースした。マコーレーたち5人は「The Velvet Underground」の実際の曲からの「I’m Waiting For The Man(あの男を待っている)」という歌詞を「I’m Waiting for Delivery Man(配達の男を待っている)」と変えたり、「These Days(最近)」を「Cheese Days(チーズの日々)」と変えたりして歌っている。この曲は先月11日にマコーレーの自宅で録音された。
また、「The Velvet Underground」のボーカルのルー・リードさんは今年10月に71歳で亡くなっていて、マコーレーたちは追悼ライブを行っている。
近年は俳優業ではなく、アート展示会などを行ってアーティストとして活動しているマコーレー。同バンドでの彼の活躍に期待したい。
(Hollywood Newsより)
マコーレー・カルキンはホーム・アローンの大ヒットにより日本でもかなり知名度が高いと思います。
世界一有名な子役としてギネスブックに認定されているそうです。
ホーム・アローンの他にもゲッティング・イーブン、リッチー・リッチなどのヒットにより、彼は一躍ドル箱子役となりました。
しかし、それから間もなくして彼の父親と母親が離婚します。
そこから彼の人生が変わり始めます。
彼の両親は彼が稼いだお金(当時のレートにしておよそ17億円)を巡っての裁判が始まるのです。
結局、裁判所が、その財産は父親でもなく母親でもなくマコーレーの会計士に管理を任せることと命じ、決着がつきます。
その後、彼は俳優として活動してゆくことをやめ、子役の為に設立された高校に入ります。そこで同い年の女優レイチェル・マイナーと出会い、交際に発展します。
そして、学校を中退して1998年4月に17歳という若さでレイチェルとの婚約を発表し、2カ月後に結婚するも、2000年に離婚してしまったそうです。
その後もドラッグ中毒に陥ったりと彼の人生はまさに転落の一途を辿るようにも見えました。
舞台やミュージックビデオへの出演はしていたものの、しばらく俳優業からは遠ざかっていた彼ですが、2003年に『パーティー・モンスター』という映画で復帰します。
その映画での彼の役は、なんとニューヨークのクラブシーンに突如現れたオカマのオーガナイザー。
これはマイケル・アリグという実在の人物の半生を描いたもので、その役が彼にピッタリだったのです。
この映画で彼が「Money, Success, Fame, Glamour」と歌うのですが、まるでマコーレー自身が自分の半生を皮肉るかのようなそのシーンが強烈に印象に残っています。
ホーム・アローンのあの可愛い子役が、こんな風になってしまい、あたかも親の気持ちになって嘆いてしまいそうですが、彼自身すごく楽しそうに演じています。
まさに彼が復帰するべくして復帰した映画だと思いました。
しかし、そんな彼らしく去年2012年には、激ヤセ騒動から、重度のドラッグ中毒であり余命半年と報じられ話題となりました。
そして、その彼が去年結成したといわれているバンドの名前は『The Pizza Underground』。
アーティスト写真もそれ風でかっこいい。ちなみに左上がマコーレー・カルキン。
いろいろあった彼ですが楽しそうで何より。しかし、まだ33歳ですからこれからの活躍も楽しみです。