【おも本】妊娠及避妊の研究 大正10年再版


先日、古書が大量に入荷した時にあった一冊です。
興味深く中を読んでみました。
少し抜粋してみます。


避妊編
第一章 政策上の避妊
1・避妊と人口問題
和蘭のような国の面積の狭い、植民地を多く所有しない国は、政府(字がかすれて読めない為推測)自ら奨励して貧民社会に避妊法を実行している。これは自由に任せて置くと、貧民等は唯性欲の動くに任せていたづらに出産率を増加し、劣等な人間ばかり増えるからである。

貧民社会の扱いはひどいものだったようですね。
更に読み進めて行くと、個人の避妊の方法が記してある興味深いです。

第二章 個人上の避妊
1・避妊の方法
先ず何よりも交接を適宜に接する事である。しかし、妊娠は交接の回数とは相伴ふものではない。一年一回の交接でも子供の生まれるもきであるから、其処に避妊法の必要が起こってくる。
和蘭のある女医者は、自分の必要と認めた婦人に対して人口の制限法を教へてやるのは、女医である自分等の義務だと信じ、若干数の貧乏なる婦人に其の方法を伝授したそうである。又、近来は新マルサス(文章そのまま)主義といふものが一部の間に唱へられて至極真面目に避妊法を教えたり教えられたりする団体が設立させられた。
但し、其の方法をここに具体的に述べる事は遠慮しなければならぬ。国家、社会、家庭の方面の真面目な要求から、其の方法を述べる事は差支えないと思うが、いたづらに背規的行為や若い男女の色恋沙汰に悪用されては困るから、ここには公然述べない事とする。若し、必要ありとすれば、宜しく医科について指導を仰ぐべきである。

これを読む限り、避妊は反社会的な、モラルに欠けることのようにとらえられていたかと思われます。
妊娠しない前提の交接は社会として許されないということでしょうか。

その後に避妊の方法があげてあります。
1 輸卵管または卵巣除去法
2 別居法
3 洗浄法
4 コンドーム法
5 座薬法
6 充填法
7 密へい法
8 脱出法
9 防遏法
10 レントゲン滅芽法

想像がつくものもありますが、想像できないものも多数あります。
充填法ってなんでしょうか?
別居法というのは、そもそも交接させない環境にするということなのかな?
脱出法は膣外射精?
よくわかりません。
そして、そのあとにはこんな文章があります。

前にも云った通り、悪用されては困るから説明はしない事にする。

説明して欲しかったなぁ。

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